統計解析スタンダード マーケティングの統計モデル

佐藤 忠彦(著)

佐藤 忠彦(著)

定価 3,520 円(本体 3,200 円+税)

A5判/192ページ
刊行日:2015年08月25日
ISBN:978-4-254-12853-6 C3341

ネット書店で購入する amazon e-hon 紀伊國屋書店 honto Honya Club Rakutenブックス

書店の店頭在庫を確認する 紀伊國屋書店 旭屋倶楽部

コンテンツダウンロード

内容紹介

効果的なマーケティングのための統計的モデリングとその活用法を解説。理論と実践をつなぐ書。分析例はRスクリプトで実行可能。〔内容〕統計モデルの基本/消費者の市場反応/消費者の選択行動/新商品の生存期間/消費者態度の形成/他

編集部から

 マーケティング分野では,自動的に蓄積されるビッグデータや,能動的調査で取得されるデータが大量に存在し,データ環境が劇的に変化している.そうしたデータを有効に活用し企業活動を高度化しうる情報をいかに抽出するかにつき,データマイニング手法を補って余る手法として脚光を浴びている統計的生成モデル解析がある.本書では,精巧な統計モデルの構成法を丁寧に説明し,モデルおよび推定法の数理的側面をきちんと理解し,実践に役立つ知識を与えるものである.内容現代マーケティングの考え方/統計モデルの基本事項/消費者の市場反応のモデル化/消費者の選択行動のモデル化/新商品の生存期間のモデル化/消費者セグメンテーションのモデル化/消費者態度の形成メカニズムのモデル化/ベイズモデルによるマーケティング現象のモデル化/付録:確率分布の基礎

目次

1 現代マーケティングの考え方
 1.1 マーケティングとは何か?
 1.2 マーケティング意思決定
 1.3 マーケティングで活用されるデータ
  1.3.1 データ構造
  1.3.2 測定尺度
2 統計モデルの基本事項
 2.1 統計モデルとは何か?
 2.2 マーケティングにおける統計的モデリングの手順
 2.3 最尤法
 [発展] パラメータの制約
3 消費者の市場反応のモデル化
 3.1 消費者の市場反応とは?
 3.2 線形回帰モデルを用いた市場反応分析
  3.2.1 線形回帰モデル
  3.2.2 線形回帰モデルの推定
  3.2.3 線形回帰モデルによる市場反応分析の事例
 3.3 ポアソン回帰モデルを用いた市場反応分析
  3.3.1 ポアソン分布
  3.3.2 ポアソン回帰モデル
  3.3.3 ポアソン回帰モデルの推定法
  3.3.4 ポアソン回帰モデルによる市場反応分析の事例
 [発展] 目的変数が変換された場合の線形回帰モデルの比較
4 消費者の選択行動のモデル化
 4.1 消費者の選択行動とは?
 4.2 消費者の効用関数と効用最大化理論
  4.2.1 消費者の効用関数
  4.2.2 効用最大化理論
 4.3 非集計ロジットモデル
  4.3.1 ロジットモデルとネスティッドロジットモデル
  4.3.2 ロジットモデルとネスティッドロジットモデルの推定法
  4.3.3 ロジットモデルの分析例
 [発展] 非集計プロビットモデル
5 新商品の生存期間のモデル化
 5.1 新商品のマネジメントの重要性とは?
 5.2 新商品のタイプ
 5.3 生存期間分析
  5.3.1 生存期間分析で用いるデータ
  5.3.2 生存関数とハザード関数
  5.3.3 比例ハザードモデルと加速故障モデル
  5.3.4 生存期間分析で用いられる確率分布
  5.3.5 パラメトリックハザードモデルの推定法
  5.3.6 パラメトリック比例ハザードモデルの分析例
 [発展] Cox 比例ハザードモデル
6 消費者セグメンテーションのモデル化
 6.1 セグメンテーションとは?
  6.1.1 セグメンテーションの定義
  6.1.2 セグメンテーションの進め方とセグメントの評価
  6.1.3 セグメンテーションの方法
 6.2 潜在クラスモデル
  6.2.1 基本モデル
  6.2.2 潜在クラスポアソン回帰モデル
  6.2.3 潜在クラスポアソン回帰モデルの推定とセグメント数の決定
  6.2.4 消費者のセグメントへの割りつけ
  6.2.5 潜在クラス分析の事例
 [発展] EM アルゴリズム
7 消費者態度の形成メカニズムのモデル化
 7.1 消費者の態度とは?
  7.1.1 消費者の態度
  7.1.2 消費者態度の測定
 7.2 共分散構造モデル(構造方程式モデル)
  7.2.1 共分散構造モデルの基本
  7.2.2 構造方程式モデル
  7.2.3 因子分析モデル(測定方程式モデル)
  7.2.4 共分散の構造化と推定
  7.2.5 共分散構造分析の事例
 [発展] ロジスティック回帰モデル
8 ベイズモデルによるマーケティング現象のモデル化
 8.1 ベイジアンモデリングとは?
  8.1.1 ベイジアンモデリングとベイズモデル
  8.1.2 マーケティングにおけるベイジアンモデリングの必要性
 8.2 階層ベイズモデルによるブランド選択行動のモデル化
  8.2.1 階層ベイズロジットモデル
  8.2.2 マルコフ連鎖モンテカルロ法(MCMC法)
  8.2.3 DIC
  8.2.4 階層ベイズロジットモデルの分析事例
  8.2.5 階層ベイズモデルの応用
 8.3 線形・ガウス型状態空間モデルによる動的市場反応のモデル化
  8.3.1 線形・ガウス型状態空間モデル
  8.3.2 カルマンフィルタと固定区間平滑化とアルゴリズム
  8.3.3 動的市場反応の分析事例
  8.3.4 線形・ガウス型状態空間モデルの応用
 [発展] 一般状態空間モデルと状態推定法
A 確率分布に関する基本事項の整理
 A.1 確率分布(離散型分布の場合)
  A.1.1 離散型確率分布の定義
  A.1.2 二項分布
  A.1.3 多項分布
  A.1.4 ポアソン分布
 A.2 確率分布(連続型分布の場合)
  A.2.1 連続型確率分布の定義
  A.2.2 一様分布
  A.2.3 正規分布(1 変量の場合)
  A.2.4 指数分布
  A.2.5 ワイブル分布
  A.2.6 対数正規分布
  A.2.7 対数ロジスティック分布
  A.2.8 多変量正規分布
  A.2.9 ウィシャート分布
文献
索引

執筆者紹介

【編集】
国友 直人
竹村 彰通
岩崎 学

【著者】
佐藤 忠彦(筑波大学)

関連情報

ジャンル一覧

ジャンル一覧

  • Facebook
  • Twitter
  • 「愛読者の声」 ご投稿はこちら 「愛読者の声」 ご投稿はこちら
  • EBSCO eBooks
  • eBook Library