ここからはじまる量子場 ―ドレスト光子が開くオフシェル科学―

大津 元一小嶋 泉(編著)

大津 元一小嶋 泉(編著)

定価 4,180 円(本体 3,800 円+税)

A5判/240ページ
刊行日:2020年07月01日
ISBN:978-4-254-13133-8 C3042

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内容紹介

量子光学や物性の理解に役立つ量子場の理論を丁寧に解説。〔内容〕量子場とは/ドレスト光子とオフシェル/量子論への導入/量子場理論の入門/マクスウェル方程式の再考/ドレスト光子の諸現象/量子場・オフシェル科学の展望

編集部から

目次

まえがき
序章 量子場とそれに関わる概念
1 ドレスト光子とオフシェル
 1.1 何のための量子場?
 1.2 ドレスト光子はオフシェルの光
 1.3 ドレスト光子の性質を説明できるか?
 コラム1 光に関するオンシェル理論の問題
2 量子論への導入
 2.1 物理量代数と状態
 2.2 動力学
 2.3 操作に伴う状態の変化
 2.4 量子調和振動子
 2.5 量子場へ
3 量子場理論の入門
 3.1 量子場の定義
 3.2 相対論的量子場
 コラム2 テンソル
 3.3 量子電磁場
 3.4 相互作用する量子場
 3.5 量子場理論の広がり
4 マクスウェル方程式の再考ゲージ場のオフシェル性の観点から
 4.1 はじめに
 4.2 場という概念の概略的歴史および用語について
 コラム3 アインシュタインの言葉
 4.3 マクスウェル方程式およびゲージ場について
 コラム4 変位電流の発見について
 4.4 マクスウェル方程式の拡張
 4.5 ドレスト光子の理解へ向けて
 コラム5 クレブシュ双対場とドジッター空間
5 ドレスト光子の諸現象
 5.1 応用技術の実現の決め手
 5.2 微細加工技術
 5.3 ファイバプローブなどが不要の自律的技術
 5.4 ナノ寸法の光デバイス
 5.5 エネルギー変換
 コラム6 ナノ系とマクロ系の中間領域での問題
 コラム7 小さな系に見出されるドレスト光子と類似の現象
 コラム8 大きな系にもある
 コラム9 そして中くらいの系にも
 コラム10 エネルギー移動の自律性がもたらす情報処理の新システム
6 量子場・オフシェル科学の展望
 1.ドレスト光子生成および生成したドレスト光子の局在
 2.ドレスト光子の空間的移動
 3.ドレスト光子の状態間遷移
 4.ドレスト光子の寸法
 5.ドレスト光子援用アニールの作用
 6.オンシェル科学対オフシェル科学
 7.ハイゼンベルグ場と漸近場,その相互関係
 8.オンシェルとオフシェルの統合
 9.保存荷電と漸近場
 10.オンシェル,オフシェルの特徴づけ
 11.ドレスト光子現象とダークマター・ダークエネルギーとの類似性
appendix A 作用素代数の基礎
 A.1 付録の目的
 A.2 位相空間,複素解析学,測度論,代数学初歩
 A.3 ヒルベルト空間
 A.4 位相群とユニタリ表現
 A.5 作用素代数の基礎
appendix B さらなる学習のために
索 引

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