シリーズ: 朝倉物理学大系 14
原子衝突
A5/472ページ/2007年12月05日
ISBN978-4-254-13684-5 C3342
定価9,680円(本体8,800円+税)
高柳和夫 著
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本大系第11巻の続編。基本的な考え方を網羅。〔内容〕ポテンシャル散乱/内部自由度をもつ粒子の衝突/高速荷電粒子と原子の衝突/電子-原子衝突/電子と分子の衝突/原子-原子,イオン-原子衝突/分子の関与する衝突/粒子線の偏極。[立ち読み]もご覧ください。
目次
1 序章 1.1 本書が扱う範囲 1.2 衝突断面積 1.3 反応速度
2 ポテンシャル散乱 2.1 2体衝突の定式化 2.2 中心力場による散乱――部分波の方法6 2.3 クーロン散乱 2.4 散乱状態と束縛状態の関係 2.5 共鳴散乱 2.6 低エネルギー散乱 2.7 高エネルギー散乱 2.8 重粒子散乱 2.9 同種粒子の衝突
3 内部自由度をもつ粒子の衝突 3.1 非弾性衝突 3.2 標的の内部自由度固有関数で展開する法 3.3 ゆがんだ固有関数で展開する法 3.4 領域を分ける方法 3.5 個別釣合い
4 高速荷電粒子と原子の衝突 4.1 ボルン近似・一般化振動子強度 4.2 高速衝突における断面積の漸近形 4.3 阻止能 4.4 断熱近似・グラウバー近似
5 電子-原子衝突 5.1 標的の固有関数による展開 5.2 分極効果 5.3 電子交換 5.4 共鳴 5.5 電離 5.6 電子とイオンの衝突
6 電子-分子衝突 6.1 電子と分子の衝突 6.2 高速衝突 6.3 低速衝突 6.4 分子の解離を伴う過程
7 原子-原子,イオン-原子衝突 7.1 過程の種類と特徴 7.2 速い衝突 7.3 接近したポテンシャル曲線で表される状態間の遷移 7.4 遅い衝突
8 分子の関与する衝突 8.1 分子衝突 8.2 分子衝突における回転・振動の遷移 8.3 化学反応 8.4 イオン-分子衝突
9 粒子線の偏極 9.1 偏極粒子線の生成 9.2 スピン状態の記述 9.3 完全実験
付録 A 基礎物理定数 B 原子単位 C 中心力散乱における逆問題 D 式(3.42),(3.44)の導出 E 空間固定座標系と回転座標系での微分演算子の関係 F 一般化振動子強度の総和則(4.36)の導出 G ひずみ波近似における断面積の導出 H オチクール近似式(5.50)の導出 I ポテンシャル散乱における波動関数の規格化 J 電離断面積に対するWannierのしきい則の導出 K 運動量移行断面積 L 電子衝突による直線分子の回転励起――ボルン近似による断面積の導出 M 電子衝突による対称こま分子の回転遷移(ボルン近似) N 二中心座標での散乱問題の定式化 O 電子交換力の局所化近似 P 公式(6.70)の導出 Q 多重散乱法 R 化学反応における共鳴 S 密度行列 T 電子に対する完全実験の解析
参考文献 索引
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