シリーズ〈応用動物科学/バイオサイエンス〉 5 宇宙の生物学

井尻 憲一(著)

井尻 憲一(著)

定価 3,080 円(本体 2,800 円+税)

A5判/152ページ
刊行日:2001年12月10日
ISBN:978-4-254-17665-0 C3345

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内容紹介

宇宙では生物はどうなるか?スペースシャトルでの実験を中心に,無重力や放射線等の影響を探る〔内容〕ゾウリムシと培養細胞/リンパ球の宇宙実験/宇宙での発生/無重力の骨・筋肉/重力の感受機構/宇宙のメダカ/放射線と生命,DNA他。

編集部から

目次

1. ゾウリムシと培養細胞
 1.1 無重力で盛んになったゾウリムシの分裂
 1.2 無重力ではエネルギー消費が少ない
 1.3 培養細胞の増殖
2. リンパ球の宇宙実験
 2.1 リンパ球はG0期にあり,抗原やマイトジェンで活性化される
 2.2 無重力ではリンパ球の活性化が抑えられた
 2.3 T細胞の活性化機構
 2.4 マイクロキャリアの使用と活性化の上昇
3. 重力とカエルの発生
 3.1 精子の侵入点と体軸の決定
 3.2 卵内細胞質の再配置と重力
 3.3 生殖細胞質の配分
4. 宇宙での発生実験
 4.1 無重力でのカエルの発生
 4.2 無重力でのニワトリの器官形成
 4.3 哺乳類の発生
5. 骨
 5.1 骨芽細胞と骨形成
 5.2 破骨細胞と骨吸収
 5.3 吸収と形成のサイクル
 5.4 宇宙での骨
6. 筋肉の変化と体液シフト
 6.1 骨格筋と無重力での萎縮
 6.2 体液の移動と恒常性の維持機構
7. 重力の感受機構
 7.1 動物の重力感受
 7.2 細胞内の重力感受
 7.3 植物の重力感受
8. 宇宙メダカ実験
 8.1 打ち上げまでの準備
 8.2 宇宙でのメダカたち
 8.3 帰還後のメダカ
 8.4 宇宙ステーション実験へ向けて
9. 放射線と生命のかかわり
 9.1 宇宙放射線
 9.2 生命の起源と宇宙放射線
 9.3 生物の進化と放射線
10. 細胞内でのDNA情報の保全と修復
 10.1 DNAの複製誤り
 10.2 放射線によるDNA損傷
 10.3 DNA損傷が修復されなかった場合
 10.4 DNA鎖切断の修復
 10.5 その他の損傷の修復
 10.6 SOS応答
11. 組織レベルにおけるDNA情報の保全と修復
 11.1 組織と幹細胞
 11.2 細胞再生系と幹細胞
 11.3 幹細胞のDNA情報を正しく保つ
12. 宇宙放射線とDNA修復
 12.1 HZEによる電離とDNA損傷
 12.2 無重力とDNA修復
 12.3 人類の宇宙進出と放射線環境
13. 付録:宇宙生物学に関連したインターネット情報サイト
14. 参考文献
15. 索  引

執筆者紹介

【編集者】小川智也,小野寺一清,小野寺 節,舘 鄰,樋口広芳,森 裕司
【執筆者】井尻憲一

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