生態工学
A5/180ページ/2002年04月10日
ISBN978-4-254-18010-7 C3040
定価3,850円(本体3,500円+税)
亀山章 編
教科・科目 : 環境科学
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生態学と土木工学を結びつけ体系的に論じた初の書。自然と保全に関する生態学の基礎理論,生きものと土木工学との接点における技術的基礎,都市・道路・河川などの具体的事業における工法に関する技術論より構成。
執筆者一覧
【編集者】亀山 章 【執筆者】亀山 章,根本正之,近藤哲也,倉本 宣,大窪久美子,大澤啓志,勝野武彦,森本幸裕,養父志乃夫,中尾史郎,小林達明,東海林克彦,日置佳之,島田正文,趙 賢一,若生謙二,逸見一郎,春田章博
目次
序論 生懸工学の概要 1.生きもの 1.1 生きものとは 1.2 生きものの進化 1.3 生きものの種 1.4 生きものの分布 1.5 生きものの未知性 2.生きものの社会 2.1 個体 個体とその変異/有性生殖と無性生殖/種子繁殖と栄養繁殖 2.2 個体群 個体群の形成/個体群サイズ/個体群の階層構造と個体群動態/ メタ個体群と局地個体群の遺伝子構成/個体群の消失 2.3 群集 群集の概念/植生と植物群落/植物群落と立地/群集の解析 生物間相互作用/ニッチとギルド 2.4 生態系と景観 生態系/生態系の種類と空間的広がり/景観 3.生きものと環境 3.1 生息環境・生息地 ハビタットとエコトープ/生息地の大きさとかたち/生息地の 環境の質 3.2 生きものの移動 動物の移動/植物の遺伝子の移動 4.生きものと時間 4.1 生活史 生活史とは/生活史戦略/種子の発芽と休眠 4.2 生態遷移 生懸遷移とは/一次遷移と二次遷移/法面緑化と生態遷移 5.生きものの情報と生態系の評価 5.1 自然の価値 5.2 自然のシステムの評価 自然の評価軸/生態系の評価 5.3 生きものの多様性 生物多様性/生物多様性と人為/絶滅危惧種の保全 5.4 生きものの情報 情報のとらえ方/情報のストック 6.インパクトと反応 6.1 生息地の消失,分断化,攪乱 6.2 都市生態系 6.3 生物学的侵入 7.環境ポテンシャルの評価 7.1 環境ポテンシャルの概念 立地ポテンシャル/種の供給ポテンシャル/種間関係のポテンシャル 遷移のポテンシャル 7.2 環境ポテンシャルの評価 評価の役割/環境ポテンシャル評価と空間スケール/立地ポテンシャル の評価/種の供給ポテンシャルの評価 7.3 環境ポテンシャルの人為的変化と復元可能性 環境ポテンシャルの人為的変化/環境ポテンシャルと生物相復元の可能性 8.システムの計画と設計 8.1 生態系と人工系 8.2 生態工学の対象 対象空間/対象施設 8.3 システムの構築 調査/評価・分析/目標設定/計画/設計/施工/モニタリングと順応的管理 9.生きものと人間の関係 9.1 生きものと人間の距離 逃走距離,臨界距離,攻撃距離/非干渉距離,警戒距離,回避距離,逃避距離 9.2 生きものとの出会い方 10.生態ネットワーク 10.1 生態ネットワークと生物多様性の保全 10.2 生態ネットワークの計画 計画の対象空間/計画の手順 11.自然環境アセスメントとミティゲーション 11.1 調査・予測・評価の技術的特徴 未知性と不確実性/精度の確保 11.2 ミティゲーション 考え方と方法/ミティゲーションの技術 12.索 引
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