環境微生物学入門 ―人間を支えるミクロの生物―

瀬戸 昌之(著)

瀬戸 昌之(著)

定価 3,080 円(本体 2,800 円+税)

B5判/128ページ
刊行日:2006年09月10日
ISBN:978-4-254-40016-8 C3061

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内容紹介

生態系における微生物の働きと人間活動との相互作用を,平易な言葉と深い内容でやさしく説いた著者入魂の教科書。〔内容〕微生物の基礎知識/微生物の喰う,喰われるの関係/バイオテクノロジーの光と影/人間存在を支える微生物の働き/他

編集部から

目次

1 微生物の基礎知識
 1.1 微生物はどのような形態をしているのか
 1.2 微生物を培養し,その数を数えよう
 1.3 生物圏のしくみと微生物
 1.4 3つの微生物学
2 微生物の喰う,喰われるの関係
 2.1 微生物の基質(栄養)
 2.2 比増殖速度と増殖曲線
 2.3 菌体生産効率と食物連鎖系の物質収支
 2.4 食物連鎖系に及ぼす環境要因の影響
 2.5 食物連鎖系に及ぼす低濃度・低密度の影響
3 微生物による物質の循環
 3.1 地球の歴史,生物の歴史
 3.2 酸素と炭素の地球史
 3.3 炭素の好気的分解と循環
 3.4 炭素の嫌気的分解と循環
 3.5 窒素の循環..微生物の巧みなハーモニー
 3.6 リン,イオウ,鉄の循環
4 バイオテクノロジーの光と影
 4.1 バイオテクノロジーとは何か
 4.2 人工化学物質の微生物分解..塩素化フェノールの分解を例として
 4.3 バイオテクノロジーの応用
 4.4 生態学的制限要因
5 人間存在を支える微生物の働き
 5.1 河川の自浄作用
 5.2 活性汚泥法による排水処理
 5.3 基質-細菌のカイネティックス
 5.4 親水域の創造..吸リン材,ポーラスコンクリートブロックを用いた水の浄化システム
 5.5 土壌と微生物..生物圏の緩衝体
 5.6 有機廃棄物を資源に..堆肥化
 5.7 区画モデル

○ちょっとヨコ道へ
細菌1個の重さを量ってみよう
荒原で倒れた人を見つける
無頓着
従属栄養微生物のバイオマス
面積に量が入る..
集積培養法で目的の微生物を釣る
ATPは超多忙..
細菌1gの表面積はいくらか..
「比」の意味
同化と同化効率
母から子へ..菌糸から分生(胞)子の誕生
高い効率
主食と副食
評価
水素爆弾の爆発を見たことある..
生物の誕生はただ一度だけの出来事.
関係あり.. それとも無関係
ヤセとデブ
未知の姿の描写..その前段階として
なぜNO....は生物圏で脱窒されにくいのか..
ここが重要..
マクロとミクロ
これ,生物の階層構造..
DNAのグルグル巻き
なぜDCPを選んだの..
ゴミ除去パワー
空気は有機物で充満している..
Solution of pollution is dilution!?
ここにも巧みなハーモニー
なぜ5日目のBOD..
水道水の水質を考えよう
廃棄物を資源に変えた匠の技


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