森林医学

森本 兼曩宮崎 良文平野 秀樹(編)

森本 兼曩宮崎 良文平野 秀樹(編)

定価 7,150 円(本体 6,500 円+税)

A5判/384ページ
刊行日:2006年06月05日
ISBN:978-4-254-47040-6 C3061

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内容紹介

森林セラピー確立の礎。〔内容〕I.森林セラピーと健康(背景/自然・森林セラピー/森林と運動療法/森林療法と精神療法/森林とアロマテラピー/森林薬学)II.森林・人間系の評価(森林・自然と感性医学/森林環境の設計/森林の特性と健康)。

編集部から

【書評】
産経新聞(2006年7月30日)の「書評欄」で、
服部素子氏により、「・・・本書は「森林医学」という新しい学問領域の誕生を高らかに告げる」と、ご紹介いただきました。

目次

序   章―――――――――――――――――――――――
総論1 いまなぜ森林医学か
 1. 疾病指向から健康志向へ
 2. 医学医療保健学の潮流
 3. 自然共生的なライフスタイル
 4. 自然共生と健康の質
 5. 森林医学における実証性―EBMとNBM
総論2 森林医学総論
 1. 森林医学の可能性
 2. 森林とストレスマネージメント
 3. 生活習慣改善に必要な行動医学的視点から見た森林の活用
 4. 森林医学への提言
第I 部 森林セラピーと健康――――――――――――――――
第1 章 森林と補完・代替療法
 1.1 補完・代替療法とは何か
 1.2 先行研究による補完・代替療法の状況
 1.3 補完・代替療法をめぐる課題
 1.4 森林療法と補完・代替療法
第2 章 自然・森林セラピー
 2.1 自然・森林セラピーとは
 2.2 自然・森林セラピーのEBM
第3 章 森林と運動療法
 3.1 運動の生理的影響
 3.2 運動と精神的効果
 3.3 運動の量について
 3.4 森林の中での運動
 3.5 森林で運動を行う上での留意点
 3.6 運動と健康―冠動脈疾患とがんの予防に関する疫学的知見
コラム1 森林療法と精神療法
第4 章 アロマセラピー
 4.1 定   義
 4.2 歴   史
 4.3 方   法
 4.4 適   応
 4.5 治療への適応
 4.6 アロマセラピーの森林療法への導入
コラム 2 森林の音セラピー
第5 章 森林セラピーの実際
 5.1 はじめに―森林セラピーの実際・事例研究について―
 5.2 「森林療法」の概念について
 5.3 実践的研究
 5.4 実験・調査研究―生理および心理検査を主とした調査研究結果
 5.5 森林の癒し効果
 5.6 今後の展望と課題
 5.7 森林セラピーの実施計画について
 5.8 森林環境を再利用するセラピーによって新たな地域福祉のパラダイムへ
 5.9 まとめ
コラム3 園芸療法
第6 章 森林薬学
 6.1 はじめに
 6.2 悪性新生物の治療薬としての植物
 6.3 心疾患の治療薬としての植物
 6.4 脳血管疾患などの治療薬としての植物
 6.5 糖尿病の治療薬としての植物
 6.6 神経痛,リウマチの治療薬としての植物
 6.7 胃・十二指腸潰瘍の治療薬としての植物
 6.8 外傷治療薬・殺菌剤としての植物
 6.9 抗原虫剤としての植物
 6.10 その他,日本の山野に自生する薬草や薬木
 6.11 医薬原料の供給源としての森林の役割
総括コラム 代替・統合医療と新しい健康づくり
第II 部 森林・人間系の評価―――――――――――――――
第7 章 森林・自然と感性医学
 7.1 自然と人間の関係
 7.2 快適性の考え方
 7.3 森林浴実験
 7.4 実験室内実験
 7.5 生理応答と主観評価の対応
 7.6 森林セラピー効果評価指標
第8 章 森林環境の設計
 8.1 総   論
 8.2 森林のアメニティ機能
 8.3 森林のランドスケープデザイン
 8.4 森林環境要素
終   章―――――――――――――――――――――――
終章 森林の特性と健康
 1. 森林浴発想の原点
 2. 地球史のなかの森林
 3. 人類と森林とのかかわり
 4. 森林とは
 5. 森林の生態系
 6. 日本の森林の特徴
 7. 森林の多面的機能の評価
 8. 森林セラピーの確立への期待
おわりに
索   引

執筆者紹介

【編集者】森本兼曩、宮崎良文、平野秀樹
【執筆者】前田直登、森本兼曩、瀬上清貴、林美枝子、西條泰明、岸玲子、本橋豊、樋口重和、青山公治、竹内亨、古野純典、新貝憲利、鏡森定信、直井明、畠山英子、宮崎良文、上原巌、藤井英二郎、有澤宗久、加藤輝隆、星旦二、恒次祐子、香川隆英、大石康彦、秋山智英、平野秀樹(執筆順)

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