シリーズ〈現代日本語の世界〉 6 現代方言の世界

大西 拓一郎(著)

大西 拓一郎(著)

定価 2,530 円(本体 2,300 円+税)

A5判/136ページ
刊行日:2008年06月10日
ISBN:978-4-254-51556-5 C3381

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内容紹介

地理学・民俗学などに基づき,方言の基礎と最新情報を豊富な図表を交えてわかりやすく解説。方言の魅力と,その未来を考える。〔内容〕方言とは何か/日本語の方言/方言の形成/方言の分布/地理情報としての方言/方言の現在・過去・未来

編集部から

【本の紹介】
河北新報(2008年8月18日)の「東北の本棚」欄で、
「〈言語形成多角的に分析〉・・・著者は現代を「方言安定期」と呼び,言葉の差異は風俗,民俗などの多様な観点から分析する必要性があると強調する。・・・」と、ご紹介いただきました。

【本の紹介】
「日本語学2008年11月号」(明治書院)の「新刊クローズアップ」欄で、
本シリーズの編集者:佐藤武義氏により「・・・動態としてのことばを,最新の研究成果も踏まえて観察・記録することを試み,現代の,そして未来の日本語を知るための手掛かりとなることを目指した本シリーズは,各巻,実力のある著者により,最新の事情が存分にまとめられたものである。・・・」と、ご紹介いただきました。

【本の紹介】
『言語 2009年1月号』(大修館書店)の「言語圏α」欄で、
小西いずみ氏により「方言学―特に日本(語)の方言学―について,その基礎概念・方法や課題,新たな研究の視点を平易に説いた書である。概説書と呼べようが,+αの内容が含まれている。・・・」と、ご紹介いただきました。

【書評】
「地理 2009年5月号」(古今書院)の「書架」欄で、
田林明氏により「・・・方言の地域差とその背景となる自然環境や経済・社会・政治・文化などの人間活動を,さまざまな側面から検討することの重要性を主張している本書は,この分野での地理学の役割に強い期待を寄せている。・・・」と、ご紹介いただきました。

目次

第1章 方言とは何か 
1.方言・言語・共通語  
2.言語体系としての方言 
3.方言の分類
  
第2章 日本語の方言 
1.方言区画 
2.東部方言  
3.西部方言 
4.九州方言  
5.琉球方言 

第3章 方言の形成 
1.方言の起源 
2.外的変化 
3.内的変化 
4.生活・社会 
5.社会制度  
6.自然条件 
7.自然界のとらえ方 
8.移   住  
9.異言語の方言化  
10.隣接伝播モデルと地理的配列 
11.言語変化と方言の形成  

第4章 方言の分布 
1.分布の表し方 
2.方言地図 
3.分布の類型 
4.周圏分布 
5.逆周圏分布  
6.方言分布のとらえ方 
7.新しい体系の形成  
8.東西対立  

第5章 地理情報としての方言 
1.方言に関する情報のありかた 
2.地理情報  
3.地理情報システム 
4.方言情報と言語外地理情報 
5.隣接伝播モデルのパラドクス 
6.言語外地理情報に基づく分布形成へのアプローチ 
7.方言情報と言語外地理情報の相関と齟齬 

第6章 方言の現在・過去・未来 
1.方言の現在  
2.変異の風俗化 
3.民俗と風俗  
4.現在から見た過去,現在から見た未来 
5.民俗と民族 
6.常民を越えて  
7.方言をとらえる視点  
8.方言の未来を考える 
9.ことば・人間・地理 

索   引

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