朝倉漢字講座 2 漢字のはたらき (普及版)

前田 富祺野村 雅昭(編)

前田 富祺野村 雅昭(編)

定価 3,740 円(本体 3,400 円+税)

A5判/244ページ
刊行日:2012年04月25日
ISBN:978-4-254-51582-4 C3381

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内容紹介

日本語のなかでの漢字の特性・役割について解説。〔内容〕表語・文字としての漢字/漢字の音/漢字と表記/意味と漢字/漢字の造語機能/字体と書体/漢字の認識と発達/漢字の使用量/漢字の位置/漢字文化論

編集部から

目次

第1章 表語文字としての漢字
 1. はじめに  
 2. 素材としての漢字と要素としての漢字  
 3. 漢字使用の実態  
 4. 和語の漢字表記  
 5. 表形態素文字  
 6. 熟字表記としての漢字の機能  
 7. 音的表記(字音的表記・字訓的表記)  
 8. 表記の動きから見た漢字の機能  
 9. おわりに  
第2章 漢字の音―1字複数音を中心として―
 1. はじめに  
 2. 漢字と音の関係  
 3. 漢字の音―中国音の場合―
 4. 漢字の音―日本音の場合―  
 5. 1字複数音 
 6. 日本音の系統  
 7. 1字複数音の始まりと定着  
 8. 1字複数音をめぐる問題  
第3章 漢字と表記
 1. はじめに  
 2. 日本語の正書法と漢字のかかわり  
 3. 語表記における漢字の働き 
 4. 文表記における漢字の働き  
 5. 文章表記における漢字の働き  
 6. 漢字を使うことの意味  
第4章 意味と漢字
 1. 漢字の表語構造  
 2. 多訓字と同訓異字  
 3. 字義の展開 
第5章 漢字の造語機能
 1. はじめに  
 2. 新しい語の作り方  
 3. 複合・派生を背後から支えるもの  
 4. 漢語を構成する言語単位の造語機能  
 5. おわりに  
第6章 字体・書体
 1. 字体とは  
 2. 書体とは  
 3. 字体に関する意識 
 4. 書体に関する意識  
 5. 字体の表現効果  
 6. 書体の表現効果  
 7. 字体と書体の相関  
 8. おわりに  
第7章 漢字の認識と発達
 1. はじめに  
 2. 認識と認知  
 3. 意識と文脈  
 4. 漢字語群観と心的辞書  
 5. 心的辞書と発達  
 6. 示差的特徴と冗長性  
 7. 漢字の分解と結合  
 8. 漢字の分割評定  
 9. 分割促進規則と分割抑制規則 
 10. 第一次分割の結果  
 11. n次分割の結果  
 12. 表音・表意文字と正書法的処理 
 13. 漢字と仮名  
 14. 規則語と不規則語  
 15. 近傍語サイズ効果 
 16. 漢字一語の読みと部品有効性 
 17. 読み能力と熟語らしさの評定 
 18. おわりに 
第8章 漢字の使用量
 1. はじめに  
 2. 印刷メディアの漢字  
 3. 私的メディアの漢字  
 4. まとめ  
第9章 漢字の位置
 1. 表記と書記  
 2. 情報の記録と文字 
 3. 書記言語は言語か  
 4. 文字言語と書きことば 
 5. 漢字は衣装か 
 6. まねかれざる客としての漢字論 
第10章 漢字文化論
 1. はじめに  
 2. 名前と漢字  
 3. 読める漢字と書ける漢字  
 4. 漢字文化とは  
 5. 漢字文化と漢字文化圏  
 6. おわりに  

索  引

執筆者紹介

【編集者】前田富祺、野村雅昭
【執筆者(執筆順)】田島 優、湯澤質幸、佐竹秀雄、乾 善彦、小林英樹、笹原宏之、齋藤洋典、横山詔一、野村雅昭、前田富祺

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