ミネラルの事典 (新装版)

糸川 嘉則(編)

糸川 嘉則(編)

定価 19,800 円(本体 18,000 円+税)

A5判/712ページ
刊行日:2021年09月25日
ISBN:978-4-254-10299-4 C3540

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内容紹介

現代の多様な食生活の中で,ミネラルの重要性が認識されている。本書はミネラルの基礎から各種ミネラルの解説,ミネラルと疾患との関係まで,一冊にまとめた総合事典である。〔内容〕ミネラルの基礎(概念・歴史,分類,化学,分析法・定量法,必要量・中毒量)/ミネラル各論(主要ミネラル,必須微量元素,必須性が推定されているミネラル)/応用編(食事摂取基準,食品・飲料水とミネラル)/疾患とミネラル(骨,循環器,血液,肝臓,皮膚,味覚・免疫異常,他)

編集部から

目次

Ⅰ ミネラルの基礎
1. 概念・歴史
 1.1 ミネラルの概念
 1.2 ミネラルの分類
 1.3 ミネラル研究史
2. 分類
 2.1 ミネラルと微量金属
 2.2 元素の分析化学的分類と濃度の単位
 2.3 人体中の元素濃度
 2.4 地球の起源と元素組成
 2.5 元素の地球化学的分類
 2.6 地殻の平均元素存在度
 2.7 地球大気の組成と地球の進化
 2.8 海水の元素組成
 2.9 元素の海洋化学的分類
 2.10 海水とヒト血清における金属イオン濃度の比較
 2.11 食塩の元素組成
3. 化学
 3.1 元素の周期表
 3.2 元素の分類
 3.3 化学結合
 3.4 電気陰性度
 3.5 イオン半径,共有結合半径,ファンデルワールス半径
 3.6 酸・塩基平衡
 3.7 ルイスの酸・塩基説
 3.8 錯形成反応とアーヴィングーウィリアムズ系列
 3.9 硬い"および"軟らかい"酸・塩基(HSAB則)
 3.10 金属錯体の構造と機能
4. 化学形態の分析法―スペシエーション法
 4.1 生体微量元素めスペシエーショシの定義とその手法の生物学的意義
 4.2 生体微量元素のスペシエーション法としての複合化技術
 4.3 生体微量元素分野へのスペシエーション法の応用
5. 必要量と中毒量
 5.1 はじめに―ミネラルの必要量と有害性
 5.2 必要量,所要量,許容上限量,そして中毒量
 5.3 栄養所要量とリスク参照値の現状と問題点
 5.4 現在の日本人の栄養所要量と許容上限摂取量
6. ミネラルの生理有効性
 6.1 生理有効性とは
 6.2 調理の影響
 6.3 消化吸収性に影響を及ぼす要因
 6.4 体内利用率に影響を及ぼす要因
 6.5 ミネラル間相互作用
 6.6 ミネラルの生理有効性の測定法
II ミネラル各論
A.主要ミネラル
1. カルシウム
 1.1 概要
 1.2 生理作用
 1.3 調節機構
 1.4 骨粗鬆症
 1.5 所要量
 1.6 過剰摂取の影響
 1.7 特記事項―カルシウムパラドックス
2. ナトリウム
 2.1 概要
 2.2 機能と体内分布
 2.3 代謝
 2.4 欠乏症と過剰症
 2.5 必要量と中毒量
 2.6 摂取量と供給源
3. カリウム
 3.1 概要
 3.2 体内カリウム出納の変化因子
 3.3 食品中の存在形態と存在量およびおもな給源
 3.4 所要量(食事摂取基準)
 3.5 調理による損失
 3.6 ナトリウムとカリウムの摂取比
 3.7 高血圧の予防と日標値
4. リン
 4.1 概要
 4.2 リンの日常摂取推定量
 4.3 リンの高摂取の影響
 4.4 所要量(食事摂取基準)
5. 硫黄
 5.1 概要
 5.2 無機硫黄化合物の異化的代謝
 5.3 無樺硫黄化合物の同化的代謝
6. 塩素
 6.1 概要
 6.2 機能
 6.3 代謝
 6.4 欠乏症と過剰症
 6.5 必要量と中毒量
 6.6 食生活との関係
 6.7 その他(特記事項)
7. マグネシウム
 7.1 概要
 7.2 食品中のマグネシウム
 7.3 生体試料中のマグネシウム
 7.4 必要量
 7.5 欠乏症と過剰症
 7.6 治療薬としてのマグネシウム
B. 必須微量元素
1. 鉄
 1.1 概要
 1.2 機能
 1.3 代謝
 1.4 欠乏症と過剰症
 1.5 食生活との関係
2. 亜鉛
 2.1 概要:栄養学的にみた亜鉛の歴史
 2.2 生化学と生理的機能
 2.3 体内分布と代謝
 2.4 摂取量とおもな供給源
 2.5 ヒトにおける亜鉛欠乏症
 2.6 栄養状態評価の指標
 2.7 必要量と中毒量:食事摂取基準
 2.8 日本人における亜鉛の栄養状態評価の一例
  若年女子成人の亜鉛栄養と味覚機能
3. 銅
 3.1 概要
 3.2 化学
 3.3 必須性発見の歴史
 3.4 吸収,分布,代謝,排泄
 3.5 ヒトにおける銅欠乏症と診断
 3.6 生理作用
 3.7 銅結合たんぱく質
 3.8 毒性
 3.9 食事摂取基準
4. マンガン
 4.1 概要
 4.2 機能
 4.3 代謝
 4.4 欠乏症と過剰症
 4.5 必要量と中毒量
 4.6 食生活と1日摂取量
5. ヨウ素
 5.1 概要
 5.2 ヨウ素の分布
 5.3 ヨウ素欠乏による甲状腺腫
 5.4 ヨウ素欠乏意外の甲状腺肥大因子
 5.5 ヨウ素の代謝
 5.6 甲状腺ホルモンの生理的機能
 5.7 今後におけるヨウ素摂取の問題点
6. セレン
 6.1 概要
 6.2 食品中のセレン
 6.3 吸収と代謝
 6.4 セレンの生理機能と含セレンたんぱく質
 6.5 セレン欠乏症とセレン中毒
 6.6 セレンと疾病
 6.7 セレン状態の評価とセレンの所要量
7. モリブデン
 7.1 概要
 7.2 代謝
 7.3 必要量と中毒量
 7.4 許容レベル
 7.5 家畜のモリブデン中毒
 7.6 モリブデンの分析
8. コバルト
 8.1 概要
 8.2 機能
 8.3 代謝および欠乏の確認方法
 8.4 欠乏症と過剰症
 8.5 必要量と中毒量
 8.6 食生活との関係
9. クロム
 9.1 概要
 9.2 物理的化学的性質
 9.3 吸収,代謝,排泄,分布
 9.4 測定法と基準値
 9.5 必須微量元素としてのクロムと欠乏症
 9.6 中毒症状
 9.7 供給源と摂取基準
 9.8 サプリメントとしてのクロム
C. 必須性が推定されているミネラル
1. フッ素
 1.1 概要
 1.2 環境における存在
 1.3 健康影響
 1.4 フッ化物の毒性
 1.5 フッ化物と骨代謝
 1.6 フッ素と腎機能
2. バナジウム
 2.1 概要
 2.2 機能
 2.3 代謝
 2.4 欠乏症と過剰症
 2.5 必要量と中毒量
 2.6 食 品
 2.7 自然界のバナジウム
 2.8 バナジウムの糖尿病改善作用
3. ニツケル
 3.1 概要
 3.2 代謝と機能
 3.3 他種金属との相互作用
 3.4 欠乏症と過剰症
 3.5 必要量と中毒量
 3.6 過剰症
 3.7 食品中および大気中の規制値
 3.8 その他
4. ケイ素
 4.1 概要
 4.2 機能
 4.3 毒性
 4.4 必須性
5. アルミニウム
 5.1 概要
 5.2 製法,用途
 5.3 分析法
 5.4 吸収,代謝,体内分布
 5.5 欠乏症と過剰症
 5.6 摂取許容量
 5.7 食生活との関連
 5.8 その他(特記事項)
6. 鉛
 6.1 概要
 6.2 摂取と必須性
 6.3 吸収と蓄積
 6.4 毒性
7. カドミウム
 7.1 概要
 7.2 代謝
 7.3 過剰症
 7.4 必要量と中毒量
8. ヒ素
 8.1 概要
 8.2 機能
 8.3 代謝
 8.4 欠乏症と過剰症
 8.5 中毒量
 8.6 食生活との関連
 8.7 その他
9. ホウ素
 9.1 概要
 9.2 機能
 9.3 代謝
 9.4 欠乏症と過剰症
 9.5 必要量と中毒量
 9.6 食生活との関係
10. スズ
 10.1 概要
 10.2 吸収と代謝
 10.3 欠乏症と過剰症
 10.4 必要量と中毒量
 10.5 食生活との関係
 10.6 その他
11. リチウム
 11.1 概要
 11.2 代謝
 11.3 生物活性(薬理作用)と中毒量
 11.4 欠乏症と必須性
 11,5 必要量の試算,日本人のリチウム摂取量および食生活
12. 臭素
 12.1 概要
 12.2 生体内の臭素濃度
 12.3 機能・代謝
 12.4 欠乏症,過剰症,必要量,中毒症
 12.5 臭素の代謝こ関係する酵素や天然物
 12.6 臭素を含む医薬品
13. ルビジウム
 13.1 概要
 13.2 化学
 13.3 摂取量,吸収,分布,排泄
 13.4 必須性研究の歴史
 13.5 生理作用
 13.6 薬理作用
 13.7 毒性
III 応用
1. 食事摂取基準(栄養所要量)
 1.1 多くの種類のミネラルの数値が決められた背景
 1.2 ミネラルバランス
 1.3 個々のミネラルの食事摂取基準について
 1.4 骨形成とミネラル,ビタミン,たんぱく質の相互関係
2. ミネラル摂取と食品
 2.1 元素の地球での分布
 2.2 元素の生体内分布
 2.3 ミネラルの摂取状況
 2.4 食品のミネラル,ミネラル摂取に有効な食品
 2.5 食品中ミネラルの調理・精製による損耗
3. 飲料水とミネラル
 3.1 概説
 3.2 飲料水のミネラル研究の夜明け
 3.3 水がもたらすミネラル疾患
 3.4 飲科水中ミネラルの生体への影響
 3.5 日本の水道水の硬度
4. ライフスタイルとミネラル
 4.1 高齢入院患者
 4.2 単身赴任者
 4.3 アルコール摂取
IV 疾患とミネラル
1. 骨疾患
 1.1 カルシウム・マグネシウムと骨疾患
 1.2 糖尿病と骨疾患
 1.3 その他のミネラル
2. 循環器疾患
 2.1 鉄栄養状態の評価
 2.2 新潟県S市A-Ⅰ地区における食事性鉄摂取量と冠動脈性心疾患に関するコホート研究
 2.3 食事性鉄摂取量と冠動脈性心疾患に関するコホート研究(レビュー)
 2.4 血清フェリチンと冠動脈性心疾患
 2.5 トランスフェリン飽和度と冠動脈性心疾患
 2.6 総鉄結合能と冠動脈性心疾患
 2.7 血清鉄と冠動脈性心疾患
3. 血液疾患(貧血)
 3.1 貧血概論
 3.2 血液疾患特論
4. 肝疾患
 4.1 加齢と微量元素
 4.2 慢性肝疾患と微量元素
 4.3 アルコール症と微量元素
5. 皮膚疾患
 5.1 生体内ミネラルと皮膚病変
 5.2 ミネラルの外的接触による皮膚病変
6. 精神神経疾患
 6.1 代謝性疾患
 6.2 変性神経疾患
 6.3 中毒性疾患
 6.4 周期性四肢麻痺
 6.5 電解質異常
7. 味覚異常
 7.1 味覚の特殊性
 7.2 臨床的味覚検査法
 7.3 味覚異常の診断の進め方
 7.4 味覚障害の臨床から
 7.5 味覚と亜鉛の関係についての動物実験
8. 免疫異常
 8.1 栄養と免疫系
 8.2 微量元素と免疫異常
9. 血液透析・腎疾患
 9.1 ナトリウム代謝異常
 9.2 カリウム代謝異常
 9.3 カルシウム代謝異常
 9.4 リン代謝異常
 9.5 マグネシウム代謝異常
 9.6 アルミニウム代謝異常
10. 静脈・経腸栄養
 10.1 静脈栄養時における主要ミネラル代謝の特殊性
 10.2 静脈栄養時の主要ミネラルの推奨投与量
 10.3 栄養管理中の微量元素代謝
索 引
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執筆者紹介

【編集者】糸川嘉則
【執筆者(執筆順)】糸川嘉則,原口紘炁,鈴木和夫,小椋康光,和田 攻,吉田宗弘,福岡秀興,伊達ちぐさ,鈴木和春,田中英彦,伊藤伸哉,西牟田 守,渡邊光康,相澤好治,本郷哲郎,横井克彦,荒川泰昭,木村修一,上山憲一,野本昭三,柳澤裕之,河野公一,桜井 弘,間藤 徹,米谷民雄,長岡(浜野)恵,川西正祐,平工雄介,能川浩二,山内 博,千葉百子,小野 哲,飯嶋正広,江指隆年,花井美保,木村美恵子,安井昌之,森井浩世,田中平三,横山徹爾,西山宗六,荒川泰行,林 洋一,森山光彦,今村貞夫,八瀬善郎,冨田 寛,岩田 力,平山智也,森平雅彦,菊池健次郎,高木洋治

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