情動学シリーズ 5 情動と運動 ―スポーツとこころ―

西野 仁雄中込 四郎(編)

西野 仁雄中込 四郎(編)

定価 4,070 円(本体 3,700 円+税)

A5判/224ページ
刊行日:2016年03月25日
ISBN:978-4-254-10695-4 C3340

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内容紹介

人の運動やスポーツ行動の発現,最適な実行・継続,ひき起こされる心理社会的影響・効果を考えるうえで情動は鍵概念となる。運動・スポーツの新たな理解へ誘う。〔内容〕運動と情動が生ずる時/運動を楽しく/こころを拓く/快適な運動遂行

編集部から

目次

Ⅰ編 運動と情動が生ずるとき
 1 運動発現の神経機構
  1.1 運動が起こるまで脳のどこが働くか─前頭前野から運動野へ,運動野から脊髄を経て筋肉へ
  1.2 運動野の体部位局在─運動野指令と運動野地図
  1.3 新運動野と旧運動野
  1.4 アインシュタインの運動野とヴァイオリン
  おわりに
 2 情動行動の神経機構
  2.1 情動からみた運動・行動の制御
  2.2 情動行動に関わる神経系
  2.3 側坐核が関わる制御機構
  2.4 扁桃体が関わる制御機構:生物学的価値判断に基づく行動
  おわりに
 3 ブレインマシンインターフェイス
  3.1 B M I 技 術
  3.2 ニューロフィードバック
  3.3 BMI 技術のスポーツ現場における将来展望
  おわりに
Ⅱ編 運動を楽しく行う
 4 運動遊びと情動
  4.1 運動遊びと肯定的情動
  4.2 伝承遊びに潜むチカラ
  4.3 子どもの遊び調査より
  4.4 原体験とスポーツ
  4.5 トップアスリートの原風景
  おわりに
 5 飛び跳ねる快感―子どもたちの「遊び」からJ リーガーまで―
  5.1 JP クッションとは
  5.2 JP クッションの誕生
  5.3 今なぜJP クッションが期待されるのか?
  5.4 幼児期の空き地遊びを補完するJP クッション
  5.5 足の構造と働きを知ろう─より楽しく運動ができるために
  おわりに
 6 スポーツファンのこころ
  6.1 スポーツの楽しみ方─多様なスポーツとのかかわり─
  6.2 「みる」スポーツ
  6.3 スポーツファンの観戦行動に影響を及ぼす要因
  6.4 フーリガンの心理
  おわりに
Ⅲ編 運動はこころを拓く
 7 情緒面の課題を抱える子どもへのキャンプセラピー
  7.1 キャンプセラピー
  7.2 キャンプセラピーの事例から
  7.3 情緒的課題に対するキャンプの治療的要素
  おわりに
 8 手指の運動はこころを拓く
  8.1 手 と 口 と 脳
  8.2 高反発力クッショングリップ
  8.3 手の運動と表情,言葉の連動
  8.4 高反発力クッショングリップのもたらす効果
  8.5 今後の展開─脳の活性化と認知症の予防に向けて
 9 運動とメンタルヘルス
  9.1 一過性の運動の実施が感情にもたらす効果
  9.2 運動によるメンタルヘルスの改善:現場での実践
  9.3 運動の参加・継続を促す感情要因
  9.4 メンタルヘルスに効果的な運動とは?
  9.5 今後の課題
Ⅳ編 快適な運動遂行
 10 情動・覚醒とパフォーマンス
  10.1 情動・覚醒とパフォーマンスのつながり
  10.2 情動理論と覚醒,パフォーマンスに関する諸理論
  10.3 情動・覚醒とパフォーマンスにみられる相互関係
  10.4 スポーツ現場で用いられる情動のコントロール
  おわりに
 11 スポーツとフロー
  11.1 フローについて
  11.2 スポーツにおけるフロー
  11.3 今 後 の 方 向 性
索 引

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