人と生態系のダイナミクス 1 農地・草地の歴史と未来

宮下 直西廣 淳(著)

宮下 直西廣 淳(著)

定価 2,970 円(本体 2,700 円+税)

A5判/176ページ
刊行日:2019年07月10日
ISBN:978-4-254-18541-6 C3340

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内容紹介

日本の自然・生態系と人との関わりを農地と草地から見る。歴史的な記述と将来的な課題解決の提言を含む,ナチュラリスト・実務家必携の一冊。〔内容〕日本の自然の成り立ちと変遷/農地生態系の特徴と機能/課題解決へのとりくみ

編集部から

シリーズ「人と生態系のダイナミクス」

本シリーズでは、人との長年の関わり合いのなかで形成されてきた5つの代表的な生態系をとりあげ、①その成り立ちと変遷、②現状の課題、③課題解決のための取り組みと展望、を論じていく。具体的には、農地と草地、森林、河川湖沼、沿岸、都市である。編者や著者らの力量不足で、新たな価値の復権には至っていないかもしれないが、少なくともそのための材料提供になっているだろう。
 本書は純粋な自然科学でも社会科学でもない、真に分野を横断した読み物として手に取っていただくとよい。著者らは、基本的に生態学や計画学の専門家であるが、今回の執筆にあたっては、専門外の内容をふんだんに盛り込み、類書にないものに仕上げたつもりである。生態学や環境学に関わる研究者、学生はもとより、農林水産業、土木、都市計画に関わる研究者や行政、企業、そして生物多様性の保全に関心のあるナチュラリストなど、広範な読者を想定している。単なる総説に留まらない、かなり挑戦的な内容もふくんでいるため、未熟な論考もあるかもしれないが、その点については忌憚のないご意見を頂ければ幸いである。(『人と生態系のダイナミクス 1. 農地・草地の歴史と未来』まえがきより)

【続巻予定】
2. 森林の歴史と未来
  鈴木 牧・齋藤暖生・西廣 淳・宮下 直【著】

  河川・湿地の歴史と未来
  河口洋一・西廣 淳・原田守啓・瀧健太郎・宮崎佑介 【著】

  海の歴史と未来
  堀 正和・山北剛久【著】

  都市生態系の歴史と未来
  飯田晶子・曽我昌史・土屋一彬【著】

目次

1. 日本の自然の成り立ちと変遷―人との相互作用を中心に―
1.1 日本の自然の特徴
1.2 最終氷期から縄文時代の人と自然
1.3 水田稲作と文明の画期
1.4 古代から中世:自然と社会の基盤の形成
1.5 近世:農業社会の発展と限界
1.6 近代日本の発展:工業化の画期
1.7 戦後から現代:過剰利用と過小利用のはざま
1.8 むすび

2. 農地・草地生態系の特徴と機能
2.1 水田稲作の特徴:畑作との対比
2.2 農地景観の生物多様性
2.3 草地生態系
2.4 農地と草地の多面的機能

3. 課題解決への取り組み
3.1 農地の課題と取り組み
3.2 生産と保全の両立①:環境保全型農業の展開
3.3 生産と保全の両立②:日本型直接支払制度
3.4 生産と保全の両立③エコマークと持続性
3.5 草地の保全
3.6 耕作放棄地の活用
3.7 グリーンインフラとしての農地の維持
3.8 むすび

執筆者紹介

【シリーズ編者・本巻著者】
宮下 直(東京大学)
西廣 淳(国立環境研究所)

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