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中毒学 ―基礎・臨床・社会医学―
荒記 俊一(編)
内容紹介
化学物質が生体に及ぼす有害な影響を，従来の中毒概念にとどまらず，非顕性の健康影響までも含めて整理・解説する。従来の実験中毒学・基礎医学的観点だけでなく，広く臨床医学および社会医学的観点を含めて総合的に捉え直した中毒学書
編集部から
目次
I. 中毒学総論
1. 中毒学：最近の課題と主要概念
2. 化学物質の体内動態・代謝・毒性機序
3. 急性中毒の診断と治療
4. 化学物質の安全性評価
5. 中毒の発生状況と対策
5.1 地域における中毒と情報活動
5.2 職場における中毒と情報活動
5.3 日本の中毒対策
5.4 欧米の中毒対策
II. 化学物質の全身毒性
1. 遺伝毒性
2. 発癌性
3. 生殖毒性
4. 発達・神経行動毒性
5. 免疫毒性・アレルギー
III. 個別の化学物質による中毒
1. 金属
1.1 鉛
1.2 水銀
1.3 カドミウム
1.4 ヒ素
1.5 マンガン
1.6 クロム
1.7 亜鉛・タリウム・スズ・ニッケル
2. 炭素化合物
2.1 有機溶剤
2.2 合成樹脂モノマー・芳香族アミン・その他の炭素化合物
3. 刺激性ガス・窒息ガス・酸欠症
3.1 刺激性ガス
3.2 化学性窒息ガス
3.3 酸素欠乏症・単純性窒息ガス
4. 粉塵
5. 放射性物質・電離放射線
6. 農薬
7．医薬品
8. 家庭用品
9. 化学・工業用品
10. 自然毒
11. 麻薬・覚醒剤
IV. 化学物質の臓器障害と臨床所見
1. 皮膚障害と臨床所見
2. 視覚器障害と臨床所見
3. 耳鼻咽喉障害と臨床所見
4. 気管支・肺障害と臨床所見
5. 口腔・消化器障害と臨床所見
6. 血液障害と臨床所見
7. 神経障害と臨床所見
8. 精神・行動障害と臨床所見
9. 心・血管障害と臨床所見
10. 生殖器・内分泌系障害と臨床所見
11. 骨・関節障害と臨床所見
12. 肝障害と臨床所見
13. 腎・泌尿器障害と臨床所見
14. 発熱・頭痛
V. 社会における中毒事例
1. 産業中毒
1.1 産業中毒総論
1.2 金属中毒
1.3 炭素化合物中毒および有害ガス中毒
1.4 アスベストによる健康障害
2. 環境中毒
2.1 環境汚染を介する中毒総論
2.2 大気汚染
2.3 水俣病
2.4 イタイイタイ病
2.5 ハイテク汚染
2.6 ダイオキシン汚染
2.7 内分泌攪乱物質：いわゆる環境ホルモン
2.8 シックビル・シックハウス
2.9 本態性多種化学物質過敏状態・化学物質過敏症・本態性環境不寛容状態
2.10 生態毒性学
3. 食物中毒
3.1 食物中毒総論
3.2 化学性食中毒・細菌性食中毒
3.3 ヒ素ミルク中毒
3.4 油症
4. 法医中毒学
4.1 法医中毒学総論
4.2 薬毒物分析法
4.3 一酸化炭素中毒
4.4 サリン中毒事件
急性サリン中毒／サリン中毒の後遺症（PTSDを含む）
4.5 ヒ素入りカレー中毒事件
4.6 アジ化ナトリウム中毒事件
4.7 トリカブト中毒事件
5．和文索引
6．欧文索引
執筆者紹介
【編集者】荒記俊一
【編集分担】横山和仁，坂井 公，山本保博
【編集協力】上田博三，石井義脩，田中慶司
【執筆者】荒記俊一，横山和仁，坂井 公，森田陽子，山本保博，宮内雅人，櫻井治彦，吉岡敏治，石井義脩，上田博三，黒木由美子，森本兼曩，竹下達也，川西正祐，及川伸二，竹内康浩，市原 学，岸 玲子，片倉洋子，新井明日奈，勝亦百合子，佐藤一博，日下幸則，安武 章，衛藤光明，佐藤雅彦，遠山千春，圓藤吟史，加地 浩，荒木高明，谷川 武，千葉百子，佐藤章夫，井上尚英，伊規須英輝，松岡雅人，相澤好治，青木芳朗，山下 衛，大橋教良，杉野達也，岩崎泰昌，大谷美奈子，鈴木 忠，西岡 清，増田寛次郎，調所廣之，加来信雄，吉田友彦，萩原將太郎，東原正明，伊集院 将，加藤進昌，上嶋権兵衛，竹内 亨，堤 治，伊地知正光，岡田芳明，浅野 泰，戸島洋一，野村 茂，堀口俊一，橋本和夫，三角順一，石津澄子，山村行夫，森永謙二，滝澤行雄，金井雅利，緒方 剛，野田 広，小柳 亮，茂木 隆，小林秀幸，阿部重一，中山 鋼，渡辺知保，大塚柳太郎，品川邦汎，田中慶司，豊島協一郎，吉村健清，押田茂實，仁平 信，吉田謙一，前川和彦，小川康恭，石松伸一，篠崎正博，大野曜吉
