農学教養ライブラリー 3 生活とアメニティの科学 (普及版)

東京大学農学部(編)

東京大学農学部(編)

定価 2,860 円(本体 2,600 円+税)

A5判/160ページ
刊行日:2010年10月30日
ISBN:978-4-254-40538-5 C3361

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内容紹介

生活の向上とともにそのアメニティ(快適性)に目が向けられている。食品感性の評価技術,栄養の機能性,木質住宅の快適性,生活と緑のデザインなど人間生活の基本となるアメニティについての11章。〔内容〕食生活編/住生活編/環境編

編集部から

目次

1. 食品感性工学の提唱
 1.1 アメニティの数量化に向けて
 1.2 食のアメニティと感性工学
 1.3 食嗜好に関連する属性
 1.4 食行動と嗜好の形成
 1.5 計測・評価技術の役割
 1.6 食品感性工学の構築
 1.7 先端技術の動向
 1.8 食品感性工学の課題と展望
2. 食嗜好の計測・評価技術
 2.1 米の食味計
 2.2 青果物の選別システム
 2.3 センサの性能評価
3. グローバルなアメニティのための食品加工――膜技術の展開
 3.1 膜技術とは
 3.2 水をつくる
 3.3 熱を用いずに濃縮する
 3.4 熱を用いない無菌化:除菌
 3.5 廃水からの有用資源の回収
4. 快適な食生活――栄養学からのサポート
 4.1 急速に進展する分子栄養学の世界
 4.2 量を保障する栄養学から機能を保障する栄養学へ――21世紀への課題
5. 健康のための安全な食――腸内フローラを考える
 5.1 飽食に起因する健康障害
 5.2 食の流れ
 5.3 腸内フローラと生体
 5.4 家畜,家禽の腸内フローラと安全な食
 5.5 ヒトの腸内フローラと安全な食
 5.6 今後の問題
6. 地球環境保全と木造住宅
 6.1 エネルギー消費と木材資源
 6.2 住宅生産におけるエネルギー負荷と炭素ストック
 6.3 炭素資源の循環を支配する耐用年数とカスケード利用
7. 住まいと湿気
 7.1 調湿の必要性
 7.2 住宅内で発生する湿気
 7.3 内装壁の構成と湿気
 7.4 室内にあらわした木材による調湿
8. 住宅の安全と環境
 8.1 木造住宅の構造安全性
 8.2 住環境と維持管理
 8.3 住宅と地域環境
9. 人間と自然・緑のアメニティ
 9.1 ポスト・モダニズム下のアメニティ
 9.2 人間と自然・緑
 9.3 国民の緑意識の動向――総理府の世論調査から
10. アメニティを高める緑のデザイン
 10.1 緑の意義と性格
 10.2 アメニティ形成にかかわる緑の機能
 10.3 緑の構成――その保全と整備
11. アメニティ空間形成のための緑の整備
 11.1 室内空間における緑とその整備
 11.2 都市空間における緑とその整備
 11.3 農村空間における緑とその整備
 11.4 森林・自然空間における緑とその整備
12. 文 献
13. 索 引

執筆者紹介

【編集】東京大学農学部
【編集者】相良泰行
【執筆者】有馬孝禮,伊藤喜久治,岡野 健,相良泰行,野口 忠,宮脇長人,渡辺達三

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