現代の考古学 7 国家形成の考古学

岩崎 卓也常木 晃(編)

岩崎 卓也常木 晃(編)

定価 4,400 円(本体 4,000 円+税)

A5判/212ページ
刊行日:2008年11月25日
ISBN:978-4-254-53537-2 C3320

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内容紹介

国家形成をめぐる諸理論を概観し,都市・国家がどのように規定されてきたかを考える。〔内容〕都市とは何か/国家形成とカミまつり/考古学からみた軍事編成/遊牧騎馬民族と国家形成/古代エジプトの社会組織/藤原京の諸問題/他

編集部から

目次

総論:国家形成の考古学
◆文化進化論と国家
◆首長制社会と国家
◆初期国家と相互作用
◆メソポタミアにおける国家形成
◆日本における国家形成
◆本巻の各章について

第1章 都市とは何か
─インダス文明を例に─
◆都市を準備した時代 
◆都市の成立 
◆都市の様相 
◆都市の終焉

第2章 国家形成と王陵
─古代朝鮮と「東国」の事例から─
◆大型古墳群の構成分析 
◆上毛野における古墳群の構成 
◆朝鮮半島における古墳群の構成
◆「地方」からみた大型古墳の消長
◆王陵と国家形成

第3章 国家形成とカミまつり
─古墳時代王権祭儀の風景─
◆居館遺構にみる祭儀の実相 
◆高殿の祭儀 
◆聖処のまつり 
◆神々の場

第4章 考古学から見た軍事編成
─古墳出土の武器・武具・馬具の検討を通じて─
◆国家形成要因としての軍事編成 
◆古墳時代前期の軍事編成 
◆古墳時代中期の軍事編成 
◆古墳時代後期の軍事編成 
◆軍事編成の初段階 

第5章 騎馬遊牧民と国家形成
─草原地帯における─
◆草原地帯の大型古墳 
◆ま と め 

第6章 国家形成期としてのウルク期
◆国家形成期前 
◆国家形成期 
◆ウルク/ガウラ期の遺跡 
◆ウルク/ワルカ 
◆おわりに 

第7章 ナイル河下流域における交易システムの発展と初期国家の形成
─下ヌビアにおけるナカダ文化とAグループ文化の交易システム─
◆Aグループ文化とその墓地遺跡 
◆硬質オレンジ土器
◆Aグループ文化墓地における硬質オレンジ土器の分布 
◆下ヌビアにおける硬質オレンジ土器の交易システム 
◆ナカダ文化社会における土器生産と交易システム 

第8章 本格的都城・藤原京の形成と都市生活
◆藤原京への遷都計画と造営 
◆藤原京前史─飛鳥の都市景観─
◆転換期であった藤原京の時代
◆藤原の都の特色と都市生活
◆実験的な都「新益京」

あとがき
索   引

執筆者紹介

【執筆者】 
岩崎卓也,常木晃,近藤英夫,土生田純之,辰巳和弘,松尾昌彦,川又正智,松本健,宮いづみ,木下正史  
(執筆順)

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