シリーズ〈予測と発見の科学〉 1 統計的因果推論 ―回帰分析の新しい枠組み―

宮川 雅巳(著)

宮川 雅巳(著)

定価 3,740 円(本体 3,400 円+税)

A5判/192ページ
刊行日:2004年03月20日
ISBN:978-4-254-12781-2 C3341

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内容紹介

「因果」とは何か?データ間の相関関係から,因果関係とその効果を取り出し表現する方法を解説。〔内容〕古典的問題意識/因果推論の基礎/パス解析/有向グラフ/介入効果と識別条件/回帰モデル/条件付き介入と同時介入/グラフの復元/他

編集部から

目次

1. 古典的問題意識
 1.1 Boxの警告:回帰分析のabuse
 l.2 YuleとSimpsonの指摘
 1.3 交絡因子の同定とそれによる調整
 1.4 本書のプラン
2. 因果推論の基礎概念
 2.1 因果推論を構成するもの
 2.2 因果推論の課題
 2.3 潜在反応モデル
 2.4 傾向スコアによる層別
3. パス解析
 3.1 構造方程式とパスダイアグラム
 3.2 相関の生成と分解
 3.3 回帰モデルとの違い
4. 非巡回的有向独立グラフ
 4.1 条件付き独立性の基礎数理
 4.2 非巡回的有向グラフで規定される確率モデル
 4.3 マルコフ性
 4.4 忠実性と観察的同値性
5. 介入効果とその識別可能条件
 5.1 因果ダイアグラムと介入効果
 5.2 バックドア基準
 5.3 フロントドア基準
 5.4 操作変数法と条件付き操作変数法
6. 回帰モデルによる因果推論
 6.1 回帰係数と直接効果・総合効果との関係
 6.2 推定精度を考慮した共変量選択
 6.3 分散への介入効果とその推定
 6.4 適用例
7. 条件付き介入と同時介入
 7.1 条件付き介入効果とその識別可能性
 7.2 条件付き介入の適応制御への応用
 7.3 同時介入効果とその識別可能性
 7.4 回帰モデルによる同時介入効果の推論
8. 非巡回的有向独立グラフの復元
 8.1 独立性・条件付き独立性からの復元
 8.2 先験情報の利用
 8.3 潜在変数の探索
引用文献
参考図書
索 引

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