朝倉物性物理シリーズ 1 金属絶縁体転移

小野 嘉之(著)

小野 嘉之(著)

定価 4,950 円(本体 4,500 円+税)

A5判/224ページ
刊行日:2002年04月28日
ISBN:978-4-254-13721-7 C3342

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内容紹介

計算過程などはできるだけ詳しく述べ,グリーン関数を付録で解説した。〔内容〕電子輸送理論の概略/パイエルス転移/整合と不整合/2次元,3次元におけるパイエルス転移/アンダーソン局在とは/局在-非局在転移/弱局在のミクロ理論。

編集部から

目次

1.電子輸送理論の概略
 1.1 ドルーデ理論とボルツマン方程式
 1.2 電気伝導度に対する久保公式
 1.3 拡散方程式
 1.4 アインシュタインの関係式
2.パイエルス転移
 2.1 格子振動とその量子化
 2.2 電子‐格子相互作用
 2.3 1次元系における電子の密度応答
 2.4 有限温度における電子‐格子相互作用の影響‐1次元系
 2.5 1次元系におけるパイエルス歪み
 2.6 電荷密度波
 2.7 パイエルス状態における集団励起
 2.8 集団励起による電荷と電流
3.整合と不整合
 3.1 結晶の周期性とパイエルス歪みの整合
 3.2 整合度3の場合
 3.3 整合・不整合転移
 3.4 ポリアセチレンにおけるソリトン
 3.5 ソリトン格子
4.2次元.3次元におけるパイエルス転移
 4.1 2次元系のパイエルス転移
 4.2 2次元系のパイエルス相
 4.3 異方的2,3次元系のパイエルス転移
5.アンダーソン局在とは
 5.1 アンダーソン局在研究の歴史
 5.2 スケーリング理論
 5.3 弱局在効果
 5.4 局在の起こる理由
 5.5 局在の臨界指数と基本的対称牲
 5.6 β関数と臨界指数
6.局在一非局在転移
 6.1 デイフューソンとクーペロン
 6.2 密度応答理論
 6.3 自己無撞着理論
 6.4 自己無撞着理論とスケーリング理論
 6.5 有限サイズ・スケーリングを利用した数値解析
 6.6 局在と準位統計
 6.7 2次元系における局在一非局在転移
 6.8 可変領域ホッピング伝導
7.弱局在のミクロ理論
 7.1 クーペロンによる伝導度の補正
 7.2 有限温度における弱局在効果
 7.3 弱局在領域における磁場効果
 7.4 スピンに依存する散乱-スピン軌道相互作用と磁性不純物
 7.5 2次元系のスピン軌道相互作用
8.〔付録〕
 8.1 電子グリーン関数
    自由電子グリーン関数/温度グリーン関数と自己エネルギー‐電子の場合/不純物の影響を取り入れた電子グリーン関数
 8.2 フォノングリーン関数
    自由フォノングリーン関数/温度グリーン関数と自己エネルギー‐フォノンの場合
9.文  献
10.索  引

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