図説生物学30講〈動物編〉 3 発生の生物学30講

石原 勝敏(著)

石原 勝敏(著)

定価 4,730 円(本体 4,300 円+税)

B5判/216ページ
刊行日:2007年03月25日
ISBN:978-4-254-17703-9 C3345

ネット書店で購入する amazon e-hon 紀伊國屋書店 honto Honya Club Rakutenブックス

書店の店頭在庫を確認する 紀伊國屋書店 旭屋倶楽部

内容紹介

「生物のからだは,どのようにできていくのか」という発生生物学の基礎知識を,図を用いて楽しく解説。各章末にコラムあり。〔内容〕発生の基本原理/卵割と分子制御/細胞接着と細胞間結合/からだづくりの細胞死/老化と寿命/他。

編集部から

 本書は,発生生物学の基礎知識を図を多用してわかりやすく解説したテキストです.
 生物の身体は1つの細胞から始まり,受精をスタートの合図として,親から受け継いだ設計図(遺伝子)に従って多くの細胞に分裂することによって成長します.その過程を学ぶのが,「発生生物学」であり,本書による学習の目的です.さらに,最近注目されてる「再生」や「老化」についても,章を設け解説しました.
 また,各章末にはコラムを設けて,興味深いトピックスを紹介します.【コラムの内容】 近代発生学の幕開け/ヘッケルの生物発生原則/始原生殖細胞の移動/環境に支配される性分化/精子形成と温度/卵の肥大成長/ヒトの受精と精子数/受精した精子の役割/ショウジョウバエの頭尾軸の変異/卵割の位置/らせん卵割の遺伝子/胞胚腔はどんな役に立つか/外腸胚形成/アニマルキャップ検定と誘導の濃度依存性/外胚葉のもう一つの分化-神経冠/ホルモン受容体と細胞内情報伝達/ヒトデの極性/左右相称性の崩壊/感覚器-特に眼の形成における連鎖的誘導/胚体外膜の形成と意義/膀胱の発生/精巣と卵巣の下降/3肺葉と器官形成の相関/極性の連続性/四肢形成とアポトーシス/ウニの変態/再生医療/テロメアDNA

目次

第1講 生命活動のはじまり 
第2講 発生の基本原理 
第3講 生命をつなぐ生殖細胞 
第4講 性の分化 
第5講 精子形成 
第6講 卵形成 
第7講 受 精 
第8講 いろいろな動物の受精 
第9講 多精拒否
第10講 卵の極性 
第11講 卵 割 
第12講 卵割と分子制御 
第13講 胞胚の形成 
第14講 原腸胚形成 
第15講 胚葉の形成と誘導 
第16講 神経胚の形成 
第17講 細胞接着と細胞間結合 
第18講 胚の極性―I 
第19講 胚の極性―II 
第20講 左右非相称性 
第21講 表皮系・神経系の形成 
第22講 消化器官・呼吸器官の形成 
第23講 骨と腎臓の形成 
第24講 生殖器官の形成 
第25講 循環器官の形成 
第26講 四肢の形成 
第27講 形づくりの細胞死 
第28講 変 態 
第29講 再 生 
第30講 老化と寿命 

遺伝子,分泌因子などの用語解説 
参考文献 
索 引 

執筆者紹介

関連情報

ジャンル一覧

ジャンル一覧

  • Facebook
  • Twitter
  • 「愛読者の声」 ご投稿はこちら 「愛読者の声」 ご投稿はこちら
  • EBSCO eBooks
  • eBook Library