シリーズ〈応用動物科学/バイオサイエンス〉 4 細胞のコントロール (普及版)

小野寺 一清(著)

小野寺 一清(著)

定価 2,640 円(本体 2,400 円+税)

A5判/112ページ
刊行日:2013年05月15日
ISBN:978-4-254-17784-8 C3345

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内容紹介

細胞の分裂,分化,そして細胞の死。ガン細胞や神経細胞を中心に,細胞のサイクルを制御する方法を解説。〔内容〕細胞分裂の制御/細胞分化の制御/ウイルス遺伝子による制御/低分子有機化合物による制御/細胞工学/遺伝子治療への道/他

編集部から

目次

1. 細胞分裂の制御
 1.1 細胞周期
 1.2 細胞周期を駆動させる種々のタンパク
 1.3 細胞周期の制御タンパク
 1.4 成育因子とDタイプcyclins
 1.5 細胞周期移行の阻害タンパク
 1.6 細胞の老化
 1.7 がん細胞を再構築する
 1.8 P53の研究に学ぶ
 1.9 M期における遺伝子の発現制御
 1.10 新しい方法論による細胞周期の解析
2. 細胞分化の制御
 2.1 EPOリセプターの生化学と情報伝達系
 2.2 造血系の分化に働く転写制御因子
 2.3 神経細胞の分裂とその制御
 2.4 細胞周期と神経細胞のプログラムされた細胞死
3. ウイルス遺伝子による制御
 3.1 アデノウイルスとは
 3.2 アデノウイルスの増殖
 3.3 アデノウイルスはがんウイルスである
 3.4 アデノウイルスE1A遺伝子
 3.5 アデノウイルス研究のスター:E1A遺伝子
 3.6 Ad12-EIAトランスフォーム細胞の表層の性質
 3.7 E1遺伝子のトランスジェニックマウス
 3.8 E1Aは細胞の不死化遺伝子といわれる
 3.9 0ct4とE1Aの相互作用
 3.10 CBP/p300とは何か
4. 低分子有機化合物による制御
 4.1 トランスフォーム細胞の個性
 4.2 Ad12-3Yl細胞のリン脂質およびジアチルグリセロールによる選択的な細胞死
 4.3 ダマバリシン誘導体と動物細胞
 4.4 ダマパリシンFc誘導体の抗ウイルス作用
 4.5 免疫抑制効果と種々の天然物有機化合物
 4.6 chemical geneticsという新しい分野の発展
 4.7 クロマチンの構造と機能にヒストン脱アセチル化酵素はどう関わっているか
 4.8 トリコスタチンA
 4.9 TSAのターゲットはヒストン脱アセチル化酵素である
 4.10 TSAによって影響される現象
 4.11 TSAによる遺伝子発現の制御
 4.12 トラポキシンもヒストン脱アセチル化酵素の阻害剤である
 4.13 レプトマイシン
5. 細胞工学
 5.1 細胞療法
 5.2 株化細胞
 5.3 他動物の細胞の移植
6. 遺伝子治療への道
 6.1 RNAレトロウイルスを基にしたベクター
 6.2 分裂しない細胞への遺伝子導入
 6.3 遺伝子発現の増強
 6.4 遺伝子導入のためのベクター
 6.5 臨床試験の現状
7. 参考文献
8. 索  引

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