ⓔコラム10-1-2 超高精細CT装置

 これまでCT装置の検出器は0.5 mmが最小であったが,2016年に0.25 mmスライス厚検出器が臨床機として登場した.従来の半分のスライス厚になっただけでなく,収集チャンネル数も1792チャンネルと従来の2倍に増加した.最小焦点サイズも0.4×0.5 mmと非常に小さく,また,再構成マトリックスが512×512であった従来のCTとは異なり,1024×1024,さらには2048×2048マトリックス表示も可能になった.例えば,撮像視野 (FOV) を35 cmで撮像した場合,2048×2048マトリックス表示すれば,ボクセルの1辺は0.17 mm,従来CTによる512×512マトリックス表示では0.68 mmとなる.超高精細CTの最高空間分解能0.15 mm程度をCT画像上に反映させるためには,2048×2048マトリックス表示が必要であることがわかる.

〔梁川雅弘〕