ⓔコラム11-3-3 囊胞性腫瘍

原因

 囊胞性腫瘍はほとんどが先天性のものであり,胎生期消化管より発生する憩室様突起物の遺残によるとする説,肺芽組織の食道壁内迷入によるとする説などがある.後天性では,食道粘液腫の排泄管が炎症などにより閉塞することに起因するとする説がある.

病理

 囊胞性腫瘍は粘膜・粘膜下層・筋層で構成される壁を有し,内部に透明な液体を貯留する像を呈する.一般に食道筋層内に存在する.

診断

 囊胞性腫瘍は白色調で半球状隆起を呈し,EUSでは粘膜下層に無エコー像として描出されることが多い.

〔後藤田卓志〕