ⓔコラム11-4-17 十二指腸腫瘍

 十二指腸では,胃酸,胆汁,膵液,各種消化酵素などが互いに影響し合いながらバランスを保っている1).しかし近年,H. pylori感染率の低下および除菌治療の普及により胃酸分泌能に大きな変化が生じ,このバランスが崩れている可能性がある.実際に十二指腸潰瘍の減少,十二指腸癌・腺腫,十二指腸異所性胃粘膜を含めた良性腫瘍の増加ならびに形態学的な変化が認められる.

〔山口 隼・河合 隆・糸井隆夫〕

■文献

  1. 河合 隆,小山洋平,他:変わりつつある十二指腸内視鏡所見.日本消化器病学会雑誌,2018; 115: 129–136.