ⓔコラム11-4-30 胃切除後のQOL評価法

 根治性だけでなく術後のQOL向上にも寄与する術式を同定し広めるために,科学的な胃切除後のQOL評価法の確立が求められている.QOL評価は患者ニーズに即した医療を提供するためには欠かせない視点であり,術式選択とその改良,さらに適切な術後ケアのための臨床判断に役立てるべきものである.わが国の研究グループから胃切除術式と胃切除後障害に関する実態調査票 (postgastrectomy syndrome assessment scale–45: PGSAS–45) が開発され普及しており1),「共通のものさし」として胃切除後患者のQOL向上への活用が期待されている.

〔中田浩二〕

■文献

  1. Nakada K, Ikeda M, et al: Characteristics and clinical relevance of postgastrectomy syndrome assessment scale (PGSAS)–45: newly developed integrated questionnaires for assessment of living status and quality of life in postgastrectomy patients. Gastric Cancer, 2015; 18: 147–158.