ⓔコラム11-4-5 消化管機能検査

 胃排出時間を調べる検査としてアイソトープ法,呼気テスト,そして超音波法,適応性弛緩反応や内臓知覚過敏を調べる検査としてバロスタット法があり,これらの消化管機能検査は,臨床研究に参加というかたちで限られた施設で行われている.機能検査の結果と症状の有無や程度が一致していないことが多く,現時点では,これらの検査は診断のために必須な検査ではない.

〔北條麻理子・永原章仁〕