ⓔノート13-32-3 リスク因子

ⅰ) 職場でのアレルゲン曝露: 原因物質への曝露程度が職業性喘息発症に最も重要であり,曝露の量・頻度が高いほど感作・発症頻度は増加する.

ⅱ) アトピー: イソシアネート,パン職人など高分子量アレルゲンの場合アトピー体質が発症頻度を増加させる1)

ⅲ) 喫煙: イソシアネート,白金塩,鮭などでは,喫煙が職業性喘息を増加させる.

ⅳ) 遺伝: イソシアネート喘息では,ヒト白血球抗原 (human leukocyte antigen: HLA) ClassⅡ,インターロイキン (interleukin: IL)–13,CD14などの遺伝子型が関与する.網羅的遺伝子解析からα–catenin (CTNNA),HERC2,cadherin–17 (CDH17) およびODZ3遺伝子との関連も報告されている1)

〔土橋邦生〕

■文献

  1. 日本職業・環境アレルギー学会ガイドライン専門部会編:職業性アレルギー疾患診療ガイドライン2016,協和企画,2016.