ⓔコラム14-6-1 ループス腎炎の新組織分類

 ISN/RPS分類の問題点の改善を目指して,改訂案が2018年に提案された1).Ⅳ型におけるサブクラスである分節性 (Ⅳ–S) と全節性 (Ⅳ–G) の廃止,Ⅲ型/Ⅳ型における活動性,慢性病変の評価として (A),(A/C),(C) の廃止,米国国立衛生研究所 (NIH) の活動性指標 (activity index),慢性指標 (chronicity index) の改訂版の導入 (表1),各病変の定義や記載法の変更などが提案された.現在,この改訂案について,臨床病理学的な意義や観察者間での再現性に関するバリデーションが行われている.

表1 蛋白尿による尿細管障害のメカニズム (Tojo A: Kidney Int, 2013; 84: 861–863より作成).

〔廣村桂樹〕

■文献

  1. Bajema IM, Wilhelmus S, et al: Revision of the International Society of Nephrology/Renal Pathology Society classification for lupus nephritis: clarification of definitions, and modified National Institutes of Health activity and chronicity indices. Kidney Int, 2018; 93: 789–796.