ⓔコラム15-7-1 クロモグラニン測定の臨床応用

 クロモグラニンは内分泌細胞や神経内分泌細胞の分泌顆粒内に存在するグラニンファミリーに属する酸性蛋白であり,副腎髄質のクロム親和性細胞で発見されたことからクロモグラニンと命名された.クロモグラニンは副腎髄質の分泌顆粒中に存在するカテコールアミンなどのホルモンとともに血中に分泌されるため,その血中濃度は交感神経系や副腎髄質の活性を反映すると考えられている.クロモグラニンにはクロモグラニンA,B,Cの3種の蛋白が存在するが,特に血中クロモグラニンAは褐色細胞腫を含む神経内分泌腫瘍の診断,治療効果判定マーカーとして欧米では広く臨床応用されている.

〔方波見卓行〕