ⓔコラム17-10-3 クローナルエボリューション

 次世代シークエンスにより低頻度のクローンも検出できるようになり,治療経過中の白血病クローンの移り変わりが解析できるようになった.AML発症時点ではすでに複数のクローンが存在し,化学療法によって感受性クローンが消失すると,低頻度存在した耐性クローンが増殖優位性を獲得し再発にかかわる (図1図2).

図1 AML変量クローンの推移 (Ding L, Ley TJ, et al: Nature, 2012; 481: 506–510).
図2 正常造血からCHIPを経てMDS,AML発症へと至る模式図 (Steensma DP, Bejar R, et al: Blood, 2015, 126, 9–16).

〔豊嶋崇徳〕