ⓔコラム3-5-1 多職種のかかわり

 在宅医療では医療だけではなく介護との連携が重要である.実際の在宅医療の現場では医師,看護師,薬剤師,歯科医師,歯科衛生士,管理栄養士,理学療法士,作業療法士,言語聴覚士,さらには介護支援専門員 (ケアマネジャー),介護職 (ヘルパー) などの専門職が訪問し,療養上の指導や健康管理を行い,また介護保険を使用したさまざまな介護サービスを導入し,高齢患者の在宅での療養を支える必要がある.その意味では高齢者を地域で支えるには医療だけでは完結せず,多くの職種や介護と十分な連携をとる必要がある.

〔葛󠄀谷雅文〕