ⓔノート13-2-2 関節リウマチの環境因子

 細菌感染などによりToll様受容体からNF–κB経路活性化を介した炎症性サイトカインの誘導は,病因・病態形成過程で重要な役割を担う.また,正常な腸内細菌叢では制御性T細胞が誘導されるが,腸内細菌叢の均衡を抗菌薬などで破壊すると制御性T細胞が減少してTh17細胞が誘導され,免疫異常をもたらす.

〔田中良哉〕