ⓔノート13-2-7 炎症性サイトカイン

 ウイルス感染などを契機とした単球・マクロファージの活性化により炎症性サイトカイン (インターロイキン (IL)–6,IL–18,IL–1,インターフェロン–γなど) が爆発的に過剰産生される.さらに,自然免疫系を中心とした炎症活性化機構の亢進以外に,制御性T細胞やNK細胞,IL–10産生の低下など,さらには脂質メディエーターのクリアランス欠損など炎症制御過程の機能不全が炎症の持続に関与しているとの報告もある.

〔三村俊英〕