ⓔノート13-23-3 皮下免疫療法と舌下免疫療法

 アレルゲン免疫療法の大きな欠点は,アナフィラキシーショックを起こすことである.治療効果は皮下免疫療法がややすぐれているが,アナフィラキシーショックの頻度は,舌下免疫療法の方がきわめて低い.そのため日本および欧州では,リスクが高く痛みも伴う注射をせずに,自宅でできる舌下免疫療法に移行してきた.

〔藤枝重治〕