ⓔノート13-31-2 果物アレルギー

 学童期~若年成人において果物アレルギーが増加している.口腔内のかゆみ・イガイガ感などの症状を中心にpollen food allergy syndrome (PFAS) としてカバノキ科 (シラカンバ・ハンノキ) 花粉とバラ科の果物 (リンゴ・モモ・ナシ・サクランボなど),雑草 (イネ科:カモガヤ,キク科:ブタクサ) の花粉とウリ科 (メロン・スイカなど) の間で交差抗原性に基づいて発症する.前者の抗原としてPR–10,後者の抗原としてプロフィリンが知られている.

〔海老澤元宏〕