ⓔノート18-4-26 アセタゾラミド投与

 血管拡張作用があるアセタゾラミドを投与する前後で脳血流検査を行うことにより循環予備能を評価することが可能である.この血管拡張薬は比較的安全な薬剤であることが知られており軽微な副作用しか存在しないとされてきた.しかし,過去20年間に8例の重篤な副作用 (急性心不全や肺水腫) が報告され,この安全性に対し異論が唱えられている.このようにごく少数例ながら致死的合併症が存在し,かつ本剤を脳血流SPECTに使用するのは薬剤の適用外使用であるという観点からも,わが国においては使用に際しては細心の注意が必要との呼びかけが行われた.その呼びかけの後は薬剤の使用頻度が極度に減少している.これはわが国における特有の現象と考えられている.

〔山田 惠〕