ⓔノート7-10-25 狂犬病の脳障害

 病理学的には脳内のNegri小体が特徴的である.しかしウイルス自体が脳組織に直接の毒性があるかは不明であり,ウイルス感染を契機とした脳内の過剰興奮や自律神経系の障害が二次的に脳障害を起こしているとの推測もされている.

〔立川夏夫〕