ⓔノート8-8-5 段階的手術の実際

 外科の第1期治療においては,適度な肺血流を維持するために,新生児期~乳児期早期にBlalock–Taussig短絡術もしくは肺動脈絞扼術を行う.第2期治療では,乳児期中期に上大静脈を肺動脈に吻合する (両方向性Glenn手術).第3期治療では,幼児期早期に人工血管を用いた下大静脈と肺動脈を吻合 (total cavopulmonary connection (TCPC),Fontan手術) し,チアノーゼを改善させる.

〔白石 公〕