ⓔ図17-11-2 特発性血小板減少性紫斑病 (ITP) および再生不良性貧血 (再不貧) における血漿トロンポポエチン濃度の比較検討 (冨山佳昭,清水一亘,他:臨床免疫・アレルギー科,2013; 59: 649–657) トロンボポエチン (TPO) はその大部分が肝臓で産生されており,血小板数の変動に関係なくその産生量は一定に保たれている.TPO受容体であるc–Mplは血小板/巨核球系に発現しており,c–MplによるTPO吸着が血漿TPOレベルを制御している.再不貧では巨核球が減少し血小板産生が低下しているため血漿TPO濃度は著増する.一方,ITPにおいては,血小板減少にもかかわらず血漿TPO濃度は正常ないしは軽度増加しているのみであることが特徴である. 破線:基準値上限を示す.
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