ⓔ図18-4-15 外傷におけるCTとMRI 80歳代,男性,自転車で転倒し前額部を強打.CTを撮影する際に撮られるローカライザーとよばれる画像は単純写真の代用になるので上段左端に提示した.この写真で椎体前方の軟部影が肥厚しているのがわかる.CTでも同様の所見が観察可能である (両矢印).C3には涙滴骨折 (teardrop fracture) が観察可能である (矢印).これは頸部の過伸展によって前縦靱帯が断裂したときに生じる特徴的な所見である.引き続き撮影されたMRIにて椎体前方に血腫が存在することがわかる.傍脊椎筋にはSTIRで信号異常がみられ過伸展時に生じた筋損傷と考えられる.棘突起や皮下組織の高信号も同様に外傷に伴う所見と考えられる.
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