ⓔ図6-1-4 NPPVの各種モード A:Tモード.吸気圧 (IPAP) と呼気圧 (EPAP) の2段階圧 (bilevel) で構成される.吸気は設定された一定の時間間隔で開始される.呼気は吸気流速が一定のレベルまで低下すると切り替わるが,本例のように患者の呼気タイミングと同期しない場合も考慮して吸気時間の最小値 (iTmin) と最大値 (iTmax) を設定できる機種もある.④は吸気圧の立ち上がりを緩やかに設定 (ライズタイムを長く) した状態で,病態に応じて調整する場合がある. B:Sモード.吸気はすべて患者の吸気努力をトリガーとして開始される. C:STモード.患者の吸気努力が一定の時間をこえて検出できない場合はTモードとしてトリガーなしで吸気が始まる.③がその実例である.
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