祭・芸能・行事大辞典

約5500項目!各界第一人者による本邦初の大辞典

祭・芸能・行事大辞典

上下巻:2分冊
B5判 2,228頁 図版800(カラー図150)
定価(本体78,000円+税)

民俗学,文化人類学,宗教学,音楽学,歴史学などの第一人者560名が協力して執筆。 本邦初の本格的な祭・芸能辞典。祭・芸能を中核に,これに伴う音楽から年中行事,イベントまでを五十音順で掲載しています。

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天童桜まつり(人間将棋),高松まつり一合まいた,など

時代と共に再生,新生するまつりを多数項目収録.

天童桜まつり(人間将棋) てんどうさくらまつり(にんげんしょうぎ)

山形県天童市の舞鶴山で,毎年4月上旬から5月上旬に開催される祭り.約2000本の桜の開花時期に行われ、最大のイベントに人間将棋がある.・・・・・・・・
・・・・・・・・特設の広大な将棋盤上で戦う.この形式は,戦国時代,太閤豊臣秀吉が桜の下,小姓と腰元たちを将棋の駒に見立てて野試合を楽しんだ故事にならっている.・・・・・・・・

天童桜まつり 人間将棋(天童市観光物産協会)

天童桜まつり 人間将棋(天童市観光物産協会)

(朝倉書店「祭・芸能・行事大辞典」p1192より抜粋)

高松まつり一合まいた たかまつまつりいちごうまいた

 香川県高松市の夏祭りである.西讃の一部を除く県内各地に「一合まいた」を盆踊り歌とする夏祭りがあった.「高松商工みなとまつり」や各地域の盆踊りを引き継ぎ,1964年(昭和39)に市民参加の高松まつりを創始した.・・・・・・・・
・・・・・・・・民謡「一合まいた」の歌詞は,稲籾を一合まいたら一石一斗一升一合一勺実るという豊作を予祝する歌詞の数え歌である.・・・・・・・・
・・・99年(平成11)より音楽や所作を自分たちでアレンジして変えてよくなり,激しい動きや奇抜な衣装で目を引く連が出現した.・・・・・・・・

高松まつり一合まいた

高松まつり一合まいた(著者撮影)

(朝倉書店「祭・芸能・行事大辞典」p1076-1077より抜粋)

ふるさとまつり

 ふるさとまつりと総称されるものは,大別して二つある.・・・・・・・・
・・・・・・・・祭りの語源は,神霊を招き,歌舞や供物を捧げて歓待,饗応し,祈願や感謝をすることと深く関係し,様々な地域固有の儀礼や芸能を通じて人々の生活,文化に密接にかかわりをもってきた.祭りは,民俗学の分野で中心的な領域を占め,積極的に研究が進められてきたが,「ふるさと」の祭りは,一般にその地域以外の人々とのかかわりが希薄であった.・・・・・・・・
ふるさとまつりのなかには,地域固有の文化と外部の文化とを結びつけ融合させる動きも見られる.
長野県飯田市で1979年(昭和54)以降継続して行われている「いいだ人形フェスタ」は,もともと同地で行われていた下黒田諏訪神社に奉納される黒田人形浄瑠璃や大宮八幡宮で奉納される今田人形浄瑠璃といった数百年の歴史をもつ人形劇による伝統的な「ふるさと」の祭りを基本に,日本各地の人形劇団を呼び込んだことをきっかけに,市民と行政とが連携し運営する,地域振興の一大イベントとして「ふるさと」の祭りを発展させ,内外から多くの観光客を惹きつけている.・・・・・・・・

(朝倉書店「祭・芸能・行事大辞典」p1569-1570より抜粋)

時代祭 じだいまつり

 京都市左京区岡崎に鎮座する平安神宮の祭りで,毎年10月22日に行われる.1895年(明治28)に京都市で開催された平安遷都千百年紀年祭に際して作られた時代行列に端を発する.・・・・・・・・
・・・・・・・・行列選定に際しては京都の風俗史研究者が時代考証に全面協力した.また,室町時代の行列が排除されるなど,戦前の歴史観が内容に反映していた(2007年から室町幕府執政列と室町洛中風俗列が加わった).・・・・・・・・

江戸—和宮(平安神宮)

江戸—和宮(平安神宮)

(朝倉書店「祭・芸能・行事大辞典」p798より抜粋)

「祭」1000項目 「芸能」1050項目 「行事」1800項目 「音楽」800項目「イベント」850項目 分類別索引付
[ランタンフェスティバル][よさこい祭り][YOSAKOIソーラン祭り][雪まつり][雪だるまウィーク][雪合戦][昭和新山国際雪合戦][信玄公祭り・甲州軍団出陣][湘南ひらつか七夕まつり][七夕まつり][仙台七夕まつり][となみチューリップフェア][ひらかた大菊人形][都城もちお桜まつり]等も収録

祭・芸能・行事大辞典

約5500項目!各界第一人者による本邦初の大辞典

祭・芸能・行事大辞典

上下巻:2分冊
B5判 2,228頁 図版800(カラー図150)
定価(本体78,000円+税)
特価 76,650円 (本体 73,000円) (2010年3月末日まで)

民俗学,文化人類学,宗教学,音楽学,歴史学などの第一人者560名が協力して執筆。 本邦初の本格的な祭・芸能辞典。祭・芸能を中核に,これに伴う音楽から年中行事,イベントまでを五十音順で掲載しています。

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