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内容紹介
学習,記憶,認知および運動などにおける脳の高度で複雑な機能の解明に向けて,学際的な研究を精力的に進めている第一線の研究者たちが,専門外の読者にも配慮しながら脳の理論的および実験的研究の最新情報と将来への展望を平易に解説。
編集部から
1997年11月初版の普及版です。
目次
1. スパースコーディング仮説
1.1 記憶情報処理と動的神経回路―基本コードとしてのセルアセンブリ―
1.2 前頭前野における行動的意味の情報処理
1.3 学習の数理モデル―汎化能力と過学習―
1.4 学習・記憶の神経回路モデル
2. コバリアンス学習仮説
2.1 可塑性の分子メカニズム
2.2 大脳皮質神経回路の形成機序―遺伝子と学習の役割―
2.3 記憶回路への情報の書き込み
2.4 記憶の想起と非線形ダイナミクス―カオス・複雑系としての脳とそのモデリング―
3. 認知の順逆変換仮説
3.1 視覚認知の高次情報処理―コラム仮説と組合せ表現―
3.2 知覚と記憶のインターフェース―側頭葉先端部における情報処理―
3.3 パターンの類似性空間と順逆変換
3.4 視聴覚情報処理の計算論
4. 運動の順逆変換仮説
4.1 大脳高次運動領野の情報処理
4.2 行動の学習と大脳基底核
4.3 階層的運動学習の計算論
4.4 運動における位置情報の内部表現
5. 索 引
執筆者紹介
【編集者】杉江 昇,外山敬介
【執筆者】安達雅春,甘利俊一,合原一幸,乾 敏郎,笠井 健,川人光男,木村 實,黒谷 亨,坂上雅道,酒田英夫,櫻井芳雄,杉江 昇,丹治 順,田中啓治,塚田 稔,外山敬介,彦坂興秀,平野丈夫,三上章允,村田 昇,森田昌彦,山本亘彦