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内容紹介
自然界に一定して働いている作用によって世界がかたち作られている,というライエルの見方は,ダーウィンの進化論をはじめ自然科学諸分野に大きな影響を及ぼした。本書は,日本の読者に読みやすくわかりやすい形で,古典的名著をまとめた。
編集部から
目次
第II巻(1832)
1.生物界の変化―種とは何か
2.種の変化の理論は受け入れられない
3.種の変化の限界
4.雑種
5―7.種の地理的分布
8.生物界の変化とそれが導く種の絶滅
9.生物界の変化とそれが導く種の絶滅-続き
10.種の絶滅をもたらす非生物界の変化
11.種の絶滅と発生は現在も進行中なのか
12.植物,下等動物,および人類に原因がある地理的変化
13―17.人間の遺骸や遺物が水底で化石化する条件
18.サンゴとサンゴ礁
第III巻(1833)
1.地質学理論化の方法
2.地殻を構成している物質の一般的配置
3.第二紀と第三紀の地層の起源とそれらをもたらした環境の違い
4.岩石の相対的年代の決め方
5.第三紀層の年代的順序による分類
6―7.新鮮新世の地層―シチリア島の例
8.エトナの同時代の岩石
9.シチリア島の新鮮新世の地層の成因
10―26.地表に昔起きた変化
結びの言葉
編者注
訳者あとがき
日本語版付録
1.地質年代表
2.地質年代単元と対応する年代層序単元
3.リンネの生物分類
索引