シリーズ: 科学史ライブラリー
考古学のあゆみ ―古典期から未来に向けて―
A5/328ページ/2010年01月15日
ISBN978-4-254-10641-1 C3340
定価5,940円(本体5,400円+税)
B.M.フェイガン 著/小泉龍人 訳
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考古学・古代文明に関する多くの啓蒙書を著していることで名高いブライアン・フェイガンが,学生向け,一般向けのテキストとしてまとめた概説書。関連諸自然科学の成果を盛りこんで,広い視野でとらえた,読みやすく,わかりやすい通史。
目次
目 次
第1章 過去への好奇心 当初期 「人類誕生5日前」の過去 石器と聖書 ヘルクラネウムとポンペイ エジプトとメソポタミア 要 約
第2章 人類の太古 層位学的地質学 人類と絶滅動物 進化と自然淘汰─人類の進歩─ 要 約
第3章 ファラオとアッシリア ナポレオンのエジプト遠征 ヒエログリフの解読 盗掘屋と考古学者 アッシリアの発見 要 約
第4章 人類進歩と三時代法 啓蒙主義と人類進歩 塚の発掘人 アメリカ先住民 三時代法 三時代法の検証 スイス湖畔住居 握斧と湖畔居住者 必然的な人類進歩? 文化進化と人類進歩 要 約
第5章 初期アメリカ考古学 古代マヤ文明の発見 北アメリカのマウンドビルダー 科学,マウンドビルダー,最初のアメリカ人 南西部考古学の開始 要 約
第6章 聖書と文明 エルサレムの地下水路網 「洪水の書板」 シュメール文明 ハインリッヒ・シュリーマン─トロイアとミケーネ─ 科学的発掘の開始 ウィリアム・マシュー・フリンダース・ペトリーと小物類 ミノア文明の発見 要 約
第7章 文化編年の誕生 ジョン・ラボックの『先史時代』 オスカー・モンテリウスと文化編年試論 層位学的考古学とアメリカ大陸における文化変化 フランツ・ボアズ 伝播主義 アルフレッド・キダーとペコス・プエブロメソアメリカとアンデス 要 約
第8章 世界の果てまで ツタンカーメン─黄金のファラオ─ レオナード・ウーリーとガートルード・ベル─カルケミシュとウル─ オーレル・スタイン─中央アジアの考古学─ アフリカの初期考古学 オーストラリアとニュージーランド 要 約
第9章 考古学の成熟期─1920〜1940年ごろ─ 現場考古学と航空写真 モーティマー・ウィーラーと科学的発掘 インダス文明 ヴィア・ゴードン・チャイルド─先史時代の諸革命─ 人類起源の探究 幽霊船の発掘─サットン・フー─ 要 約
第10章 文化編年以降 北アメリカ考古学─樹木年輪とタクソノミー─ グラハム・クラークと生態考古学の誕生 ジュリアン・スチュワードと文化生態学 アメリカ大陸におけるセトルメント考古学 死海文書 マヤのパカル王墓 機能主義考古学 要 約
第11章 放射性炭素年代測定法と世界先史学 ウォルター・W. テイラーの『考古学研究』 学際的調査 放射性炭素年代測定法 人類進化の新展開 数々の発見─パジリク,トルンド,オルセン・チャボック─ 世界規模の先史学 緊急発掘調査 要 約
第12章 「ニューアーケオロジー」? 多系進化論 プロセス考古学─文化システムと文化プロセス─ 反応と遺産 水中考古学 人類進化の新展開 1960年代〜1970年代の主要な考古学的発見 要 約
第13章 プロセス主義以降 アイスマン「エッツィ」 ポストプロセス考古学 シパン王墓 個人,集団,ジェンダーの考古学 認知考古学 ハイテク考古学 思考能力の役割 要 約
第14章 考古学の未来 諸発見 考古学的方法論・理論 専門職としての考古学 文化財保存とアウトリーチ 要 約
付図─世界の主要な遺跡─ 年表─1600年以降の考古学上の主要な出来事─ 用語解説─主要な遺跡名と専門用語─
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