定量分析の化学 ―基礎と応用―

田中 元治中川 元吉(編)

田中 元治中川 元吉(編)

定価 4,400 円(本体 4,000 円+税)

A5判/248ページ
刊行日:1987年12月05日
ISBN:978-4-254-14035-4 C3043

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内容紹介

大学の専門課程で応用化学を学ぶ学生のために,簡潔・平易に解説した分析化学の最新の教科書。〔内容〕溶液内平衡と活量/酸塩基平衡/錯形成平衡/酸化還元平衡/重量分析/容量分析/イオン交換法/溶媒抽出法/吸光光度法/分光分析/他

編集部から

目次

1. 溶液内平衡と活量
 1.1 化学反応と化学平衡
 1.2 化学平衡と自由エネルギー
 1.3 化学平衡の位置と質量作用の法則
 1.4 電解質の影響
 1.5 化学ポテンシャルと活量
 1.6 理想希薄溶液と完全溶液
 1.7 濃度の単位と活量係数の関係
 1.8 電解質の活量係数
 1.9 活量と平衡定数
 1.10 pHと水素イオン濃度
2. 酸塩基平衡
 2.1 酸と塩基の概念
 2.2 酸および塩基の強さ
 2.3 酸および塩基の水溶液
 2.4 酸塩基反応の速度
3. 錯形成平衡
 3.1 錯形成反応の速度と平衡
 3.2 錯形成平衡の取り扱い
 3.3 沈殿平衡
4. 酸化還元平衡
 4.1 酸化と還元の概念
 4.2 電池とその起電力
 4.3 電極電位
 4.4 ネルンストの式
 4.5 種々の系の酸化還元電位
5. 重量分析
 5.1 重量分析における沈殿生成
 5.2 実験操作
6. 容量分析
 6.1 測容器と標準溶液
 6.2 酸塩基滴定
 6.3 キレート滴定
 6.4 沈殿滴定
 6.5 酸化還元滴定
7. イオン交換法
 7.1 イオン交換樹脂の種類と特性
 7.2 イオン交換平衡と選択性
 7.3 イオン交換樹脂の予備処理と再生
8. 溶媒抽出法
 8.1 溶媒抽出法の基本的原理
 8.2 抽出系の分類
 8.3 抽出平衡
 8.4 実験法
 8.5 抽出の選択性
9. 吸光光度法(比色分析)
 9.1 原理
 9.2 光吸収の法則
 9.3 吸収曲線と検量線
 9.4 装置
 9.5 吸光光度法の感度と精度
 9.6 呈色試薬
10. 分光分析
 10.1 定性発光分析
 10.2 アルカリ元素の炎光分析法
 10.3 原子吸光分析
11. 電位差測定法
 11.1 電位差測定法の基礎
 11.2 ガラス電極によるpHの測定
 11.3 イオン選択性電極とその応用
12. ポーラログラフ法および電解分析法
 12.1 ポーラログラフ法
 12.2 電解分析法
13. 実試料の分析
 13.1 銅合金の分析
 13.2 水の分析
 13.3 ケイ酸塩岩石の主成分の分析
14. 実験法
 14.1 器具および一般操作
 14.2 天びんと測容器
 14.3 ガラス細工
15.付 表
 15.1 弱酸の解離定数
 15.2 沈殿の溶解度積
 15.3 錯体の生成定数
 15.4 アミノポリカルボン酸類の錯生成定数
 15.5 標準酸化還元電位
 15.6 元素の永存線
 15.7 4桁の原子量表
16. 参考書,付表参考文献
17. 索 引

執筆者紹介

【編集者】田中元治,中川元吉
【執筆者】石原浩二,飯田忠三,小友 允,小丸忠和,河嶌拓治,田中元治,寺田喜久雄,中川元吉,中須賀徳行,野田敏昭,舟橋重信,山田真吉,山田碩道,湯地昭夫,和田弘子

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