朝倉化学大系 7 有機反応論

奥山 格山高 博(著)

奥山 格山高 博(著)

定価 6,050 円(本体 5,500 円+税)

A5判/308ページ
刊行日:2005年01月20日
ISBN:978-4-254-14637-0 C3343

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内容紹介

上級向け教科書。〔内容〕有機反応機構とその研究/反応のエネルギーと反応速度/分子軌道法と分子間相互作用/溶媒効果/酸・塩基と求電子種・求核種/反応速度同位体効果/置換基効果/触媒反応/反応経路と反応機構/電子移動と極性反応

編集部から

目次

1 有機反応機構とその研究
 1.1 反応機構
 1.2 反応生成物の決定
 1.3 立体化学
 1.4 同位体標識
 1.5 交差実験
 1.6 反応中間体
 1.7 反応機構研究の展開
2 反応のエネルギーと反応速度
 2.1 ポテンシャルエネルギー
 2.2 BEPモデル
 2.3 平衡と反応速度
 2.4 遷移状態理論と反応速度
 2.5 活性化パラメーター
 2.6 反応速度則
 2.7 実際の反応系
 2.8 律速段階の変化
3 分子軌道法と分子間相互作用
 3.1 分子間相互作用
 3.2 分子軌道理論と有機電子論
 3.3 軌道相互作用と反応性
 3.4 フロンティア分子軌道
 3.5 ペリ環状反応の軌道相関
 3.6 量子化学計算
4 溶媒効果
 4.1 気相反応と溶液反応
 4.2 溶媒の分類
 4.3 溶液の構造
 4.4 溶解のエネルギー
 4.5 混合溶媒
 4.6 ソルバトクロミズム
 4.7 溶媒パラメーター
 4.8 溶媒効果と反応機構
 4.9 理論的取扱い
5 酸・塩基と求電子種・求核種
 5.1 Brφnsted酸と塩基
 5.2 媒質の酸性度
 5.3 Lewis酸と塩基
 5.4 求核種と求電子種
 5.5 カルボアニオンとカルボカチオン
6 反応速度同位体効果
 6.1 同位体効果とは
 6.2 同位体効果の理論
 6.3 同位体効果の大きさ
 6.4 一次同位体効果と二次同位体効果
 6.5 反応経路の決定
 6.6 遷移状態構造の推定
 6.7 溶媒同位体効果
7 置換基効果
 7.1 酸解離平衡と反応速度
 7.2 電子効果と立体効果
 7.3 Hammett則
 7.4 置換基定数の多様性
 7.5 湯川-都野式
 7.6 脂肪族飽和系における置換基効果
 7.7 置換基効果と反応機構
8 触媒反応
 8.1 特異触媒と一般触媒の区別
 8.2 特異酸触媒反応
 8.3 一般酸触媒反応
 8.4 塩基触媒反応
 8.5 特異酸・一般塩基触媒反応
 8.6 Brφnsted則
 8.7 pHと速度の関係
 8.8 強酸中における反応
 8.9 求核触媒反応
 8.10 求電子触媒反応
 8.11 多官能性触媒と分子内触媒
9 反応経路と反応機構
 9.1 中間体寿命と反応機構
 9.2 飽和炭素における求核置換反応
 9.3 不飽和炭素における求核置換反応
 9.4 脱離反応
10 電子移動と極性反応
 10.1 一電子移動
 10.2 Marcus理論
 10.3 電子移動反応と極性反応
 10.4 Marcus理論の水素移動への拡張
索 引

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