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最終更新日:2017.05.16

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自然災害の事典

自然災害の事典

A5/708ページ/2007年02月25日
ISBN978-4-254-16044-4 C3544
定価23,760円(本体22,000円+税)

岡田義光 編

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紀伊國屋書店 旭屋倶楽部 東京都書店案内

〔内容〕地震災害-観測体制の視点から(基礎知識・地震調査観測体制)/地震災害-地震防災の視点から/火山災害(火山と噴火・災害・観測・噴火予知と実例)/気象災害(構造と防災・地形・大気現象・構造物による防災・避難による防災)/雪氷環境防災(雪氷環境防災・雪氷災害)・土砂災害(顕著な土砂災害・地滑り分類・斜面変動の分布と地帯区分・斜面変動の発生原因と機構・地滑り構造・予測・対策)/リモートセンシングによる災害の調査/地球環境変化と災害/自然災害年表

編集部から

 思えば2001年の時点で8割方原稿が集まり,と,その時,有珠山が爆発してしまい,火山の章の執筆者がその現場の責任者となり,追加記述におおわらわの状況になった,これが本書のけちのつき始めだった。実際,激務のところ誠実に対応してもらい有珠山の記事は組み込まれたのだが,残りの2割(原則として1章一人の執筆)が入らない。2004年になって一部その原稿が入ったこともあり組み版に入り,追っかけ揃う予定,だった。しかし絵空事,執筆者交替,1年後ギブアップ,またまた執筆者交替,脱稿が叶ったのが昨年の9月。その間,大規模な地震・気象・雪氷・土砂災害が起こるは起こるは(代表格は中越地震,インド洋大津波,カトリーナ),で,その度に囲み記事の執筆を依頼,ということで強力な難産のうえ,産声を聞けたのは本当に感慨深いものがある。
 編者も,科技庁防災研の歴代所長お二人にお願いしてきたのが,現職の理事長に取って代わり,風通しをよくしたお陰で,コラム追加などこの半年は順調に推移することができた(本書の執筆者はすべて防災研の現職およびOB)。
 ということで,期限を守っていただいた執筆者には二度にわたるリライトを行っていただき,遠くは1999年にスタートした本事典ではあったが,最新の話題を収載したものとなった。もっとも,この2,3年の災害勃発を鑑みると,最新版と言えるのもいつまでのことやら,と空恐ろしくなる。私たちの身近な災害は地震であり,台風などによる集中豪雨であるが,牙を剥いた自然の猛威は年々規模が世界的に巨大化しつつあり,欧州熱波などの異常気象も異常ではなくなってくるのかもしれない。
 世界に誇る三次元震動台は本文に,平成18年豪雪や北海道竜巻などの最近の話題は囲み記事の形で取り込むなど,急遽依頼した執筆者には深く感謝する次第。科学技術庁から独立行政法人化した防災科学技術研究所のフットワークの良さが成せる業であった。(田村) 

執筆者一覧

【編集者】
岡田義光 
【執筆者(五十音順)】
植原茂次,鵜川元雄,大倉 博,大八木規夫,岡田義光,小見波正隆,中村 勉,萩原幸男,松浦知徳,水谷武司,米谷恒春
【コラム等執筆協力者(五十音順)】
飯塚 聡,井口 隆,梶原浩一,佐藤篤司,佐藤照子,實渕哲也,田端憲太郎,中島正愛,中根和郎,前坂 剛,真木雅之,湯本道明 

目次

1. 地震災害―観測体制の視点から
 1.1 地震の基礎知識
 1.2 わが国の地震調査観測体制
2. 地震災害―防災対策の視点から
 2.1 地盤の強振動
 2.2 地盤の変形・破壊
 2.3 津波
 2.4 地震火災
 2.5 地震の被害と対策
 2.6 実大三次元震動破壊実験
3. 火山災害
 3.1 火山と噴火
 3.2 火山災害
 3.3 火山活動の観測
 3.4 火山噴火予知と火山防災
 3.5 噴火の実例
4. 気象災害
 4.1 気象災害の構造と防災
 4.2 気象災害環境としての地形
 4.3 災害誘因としての天気
 4.4 災害を引き起こす大気現象
 4.5 気象災害の実態
 4.6 構造物による防災―その有効性と限界
 4.7 避難による防災―その有効性と困難性
5. 雪氷環境防災
 5.1 はじめに―雪氷環境防災とは
 5.2 雪氷圏とは―地球のとらえ方
 5.3 地球上の水の分布
 5.4 雪氷の分布
 5.5 わが国における雪氷研究の歴史
 5.6 雪氷災害
 5.7 雪氷情報網の確立と活用
 5.8 雪氷災害防除のために
 5.9 地球の温暖化と雪氷
 5.10 アイスコアの語るもの
 5.11 あとがき―グローバルな研究とローカルな研究
6. 土砂災害
 6.1 最近世界で発生した顕著な土砂災害
 6.2 土砂災害を起こす地すべりの分類
 6.3 土砂災害を起こす地すべりの分布と地帯区分
 6.4 地すべり(広義)の発生要因と機構
 6.5 地すべり構造
 6.6 土砂災害の予測
 6.7 土砂災害の対策
7. リモートセンシングによる災害の調査
 7.1 リモートセンシングの概要と防災分野での利用
 7.2 防災分野におけるリモートセンシングの利用可能性
 7.3 今後の防災へのリモートセンシング技術の適用可能性の向上と課題
8. 地球環境変化と災害
 8.1 地球環境変化と気象災害
 8.2 地球環境変化と水災害
 8.3 地球環境変化と沿岸災害

付録1:日本の主な自然災害年表
付録2:世界の主な自然災害年表
索   引

コラム
 ● 最近発生した大地震とそのメカニズム
 ● 首都圏における地震の発生様式
 ● 2004年新潟県中越地震
 ● インドネシアの地震
 ● ハザードマップの作成方法
 ● 富士山のハザードマップ
 ● 2004年の主な水害
 ● 気候変動からみた2004年の台風活動
 ● ハリケーン・カトリーナとニューオリンズ大水害
 ● 日本における竜巻災害
 ● 屋根雪処理問題
 ● 太陽熱利用住宅の一例
 ● 冬期道路維持管理
 ● 平成18年豪雪災害
 ● 地すべり地形分布図
 ● 2004年新潟県中越地震によって発生した地すべり災害
 ● 火山専用空中赤外映像装置
 ● 地上気象レーダによる降雨観測の歴史
 ● 最近の自然災害の傾向―気象災害と地震災害の比較―
 ● 地球規模災害としての地磁気の逆転