シリーズ: 応用気象学シリーズ 1
光の気象学
A5/192ページ/1999年11月01日
ISBN978-4-254-16701-6 C3344
定価4,620円(本体4,200円+税)
柴田清孝 著
気象光学に関する広範な問題を取り上げ,その理論を基礎から展開。〔内容〕太陽光と幾何光学/大気による光学現象/水滴や氷晶による光学現象/放射の基本物理量/気体分子による光の吸収/地球・太陽放射の放射伝達/他
目次
1. 太陽光と幾何光学 1.1 太陽の光と熱 1.2 スネルの法則 2. 大気による光学現象 2.1 空の色 2.2 蜃気楼 2.3 平べったい太陽 2.4 グリーンフラッシュ 2.5 偏光 3. 水滴,氷晶による光学現象 3.1 虹 単純な幾何光学/虹の色の配置/その他の虹 3.2 その他の光学現象 光冠/オーリオール/彩雲/ビショップリング/グローリー,ブロッケン現象 3.3 ハロ(暈) 氷の結晶による光の屈折/22度ハロと46度ハロ/幻日/ 環天頂弧(環天頂アーク)/光柱/幻日環 4. 放射の基本物理量 4.1 放射輝度と放射フラックス 4.2 太陽放射と地球放射のエネルギースペクトル 4.3 キルヒホッフの法則 4.4 消散と射出 4.5 地球大気の吸収帯 4.6 ちょっと面白い話―温室効果と温室 5. 気体分子による光の吸収 5.1 分子と光の相互作用 分子のエネルギー/分子の振動・回転/2原子分子モデル/選択規則 5.2 吸収線の形 ローレンツ線形/ドップラー線形/ボイト線形 5.3 大気の主成分気体の吸収帯 水蒸気/二酸化炭素/オゾン/一酸化二窒素(亜酸化窒素)/メタン 6. 雲とエーロゾル 6.1 雲の効果 6.2 水雲の光学的特性 6.3 水雲と氷雲 6.4 エーロゾル 6.5 エーロゾルの光学特性 6.6 成層圏エーロゾル 7. 地球放射の放射伝達 7.1 散乱のない放射伝達 7.2 放射加熱率 7.3 放射伝達の解法 ライン―バイ―ライン法/k―分布法/相関k―分布法 8. 太陽放射の放射伝達 8.1 散乱のある放射伝達 8.2 散乱過程 8.3 放射伝達の解法 アディング法/ダブリング法/不均質大気の加熱率の計算法 9. 太陽放射と地球 9.1 太陽放射の利用 9.2 地球の軌道 9.3 太陽と地球の位置関係 9.4 軌道要素の変動と気候変動 9.5 地球へ入射する太陽エネルギー 9.6 視太陽時と平均太陽時 9.7 ちょっと面白い話―春分点はなぜγなのか? 10. 放射に関連するトピックス 10.1 視程 コントラスト/背景とコントラスト/霧の視程 10.2 色彩 光源色/物体色 10.3 紫外線 紫外線の細胞への影響/紫外線への大気条件の影響/紫外線の生体への影響 11. 波動の幾何光学 12. 光学定理 13. 地球の位置 14. 文 献 15. 索 引
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