シリーズ〈人文地理学〉 9 国土空間と地域社会

中俣 均(編)

中俣 均(編)

定価 4,180 円(本体 3,800 円+税)

A5判/220ページ
刊行日:2004年02月20日
ISBN:978-4-254-16719-1 C3325

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内容紹介

グローバルな環境問題を見据え日本の国土・地域開発政策のあり方と地理学の関わりを解説。〔内容〕地球環境と日本国土/戦後日本の国土開発政策/都市化社会の進展/過疎山村の変貌/地方分権時代の国土・地域政策/21世紀の地域社会創造

編集部から

目次

第1章 環境問題と日本人の環境観
 1.1 環境問題への視野
 1.2 環境に関する議論
 1.3 環境問題略史:第二次世界大戦前・中期
 1.4 環境問題略史:戦後復興期~高度経済成長期
 1.5 環境問題略史:石油危機~バブル経済期
 1.6 新聞記事にみる国民の関心の変化
 1.7 展望
第2章 戦後日本の国土開発政策
 2.1 国土開発の意義
 2.2 戦後国土計画の展開
 2.3 本格的国計画の登場:新全国総合開発計画
 2.4 国土庁の設立と第三次全国総合開発計画
 2.5 第四次全国総合開発計画と21世紀の国土のグランドデザイン
第3章 都市化社会の進展
 3.1 都市化社会とは
 3.2 都市化の位相(1)
 3.3 都市化の位相(2)
 3.4 戦後日本の都市化社会の進展
 3.5 リスク社会としての都市化社会
第4章 疎山村の変貌
 4.1 グローバル化と日本の山村
 4.2 山村の変貌:山村システムの再編成
 4.3 山村問題の構造
 4.4 山村問題への対応:多様な主体のネットワークへ
 4.5 新たな山村政策に向けて
第5章 地方分権時代の国土・地域政策
 5.1 分権型社会と歪んだ地域構造からの転換
 5.2 戦後日本の地域開発と中央-地方関係
 5.3 地方分権改革とそのコンテキスト
 5.4 分権型社会における国土・地域政策のあり方と課題
第6章 21世紀の地域社会の創造
 6.1 地理学と地域づくり
 6.2 日本の地域社会の歩みと現状
 6.3 非都市地域の地域社会の新たな位置づけ
 6.4 国土計画における「多自然居住地域の創造」
 6.5 非都市地域の産業論
 6.6 場を活かす:交流による地域の活性化
 6.7 おわりに:社会論的な豊かさの実現を
文献紹介
索 引

執筆者紹介

【編集委員】杉浦芳夫,中俣 均,水内俊雄,村山祐司
【編集者】中俣 均
【執筆者(執筆順)】杉谷 隆,山崎 朗,吉原直樹,岡橋秀典,千葉立也,宮口伺廸

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