地球科学の新展開 2 地殻ダイナミクスと地震発生

菊地 正幸(編)

菊地 正幸(編)

定価 4,400 円(本体 4,000 円+税)

A5判/240ページ
刊行日:2002年11月10日
ISBN:978-4-254-16726-9 C3344

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内容紹介

〔内容〕地震とは何か/地震はどこで発生するか/大地震は繰り返す/地殻は変動する/地殻を診断する/地球の鼓動を測る/地球の変形を測る/実験室で震源を探る/地震波で震源を探る/強い揺れの生成メカニズム/地震発生の複雑さの理解

編集部から

目次

0. 地震とは何か
 0.1 震源研究の歴史
 0.2 どこで起こるか
 0.3 地震の破壊現象の特徴
 0.4 今後10年の見通し
 0.5 本書の概要
1. 地震はどこで発生するか
 1.1 地震発生場の構造
 1.2 震源断層解剖
2. 大地震は繰り返す
 2.1 南海地震史
 2.2 繰り返し発生のモデルと地震発生確率の推定
3. 地殻は変動する
 3.1 地殻変動の計測手法:変位とひずみ
 3.2 GPSによるプレート運動の測定
 3.3 プレート運動と日本列島の変形
 3.4 地震と地殻変動
 3.5 地震の余効変動と非地震性すべり
 3.6 バックスリップモデルとプレートの固着率
 3.7 地震前の地殻変動
 3.8 地殻変動データに基づく地殻活動予測シミュレーション
4. 地殻を診断する
 4.1 現代地球計測の課題
 4.2 モデルを介した間接計測と逆解析法
 4.3 地殻変動の精密な計測
 4.4 能動的な地震波トモグラフィーの開発
 4.5 地下深部での観測フロンティア
5. 地球の鼓動を測る
 5.1 地震計の原理
 5.2 地震計のノイズ
 5.3 地震観測システム
6. 地球の変形を測る
 6.1 波の位相・干渉
 6.2 重力計測
 6.3 GPSによる位置および地殻変動測定
 6.4 合成開口レーダー
 6.5 超長基線電波干渉計
7. 実験室で震源を探る
 7.1 固着すべり
 7.2 すべり速度・状態依存摩擦法則
 7.3 高温・高圧下での構成則
8. 地震波で震源を探る
 8.1 巨視的震源像
 8.2 波形インバージョン法
 8.3 詳細な破壊過程
9. 強い揺れの生成メカニズム
 9.1 震源のつくる強い揺れのメカニズム
 9.2 地下構造
 9.3 強震動予測の研究
10. 地震発生の複雑さの理解
 10.1 特異な破壊現象としての断層破壊
 10.2 亀裂間の相互作用による地震活動の複雑化
 10.3 地震発生と地下流体の間の相互作用による地震活動の複雑化
 10.4 地震発生の予測可能性について
11. 参考文献
12. 索引

執筆者紹介

【編集者】山下輝夫,川勝 均,菊地正幸,鍵山恒臣
【執筆者(執筆順)】菊地正幸,平田 直,島崎邦彦,加藤照之,東原紘道,新谷昌人,森田裕一,大久保修平,吉田真吾,宮武 隆,山下輝夫

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