薬学テキストシリーズ 薬理学 ―基礎から薬物治療学へ―

渡辺 稔(編著)

渡辺 稔(編著)

定価 7,480 円(本体 6,800 円+税)

B5判/392ページ
刊行日:2007年04月15日
ISBN:978-4-254-36261-9 C3347

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内容紹介

基本から簡潔にわかりやすく,コアカリにも対応させて解説。〔内容〕局所麻酔薬/末梢性筋弛緩薬/抗アレルギー薬/抗炎症薬/免疫抑制薬/神経系作用薬/循環器系作用薬/呼吸器系作用薬/血液関連疾患治療薬/消化器系作用薬/他。

編集部から

目次

1. 薬理学総論
1.1 薬理学の定義
1.2 薬理作用の現れ方
1.3 興奮と抑制
1.4 薬物の適用方法と吸収
1.5 薬物受容体
1.6 用量と反応の強さとの関係
1.7 薬物の併用
1.8 薬理作用に影響を与える因子
1.9 シナプスと薬理作用
1.10 化学伝達
1.11 薬物の分布・代謝・排泄
1.12 耐性上昇と薬物依存

2. 局所麻酔薬
2.1 知覚神経の生理
2.2 局所麻酔の種類
2.3 局所麻酔薬の作用機序
2.4 局所麻酔薬の理想的性質
2.5 副作用および毒性
2.6 コカイン
2.7 合成局所麻酔薬

3. 末梢性筋弛緩薬
3.1 神経筋接合部と骨格筋収縮
3.2 末梢性筋弛緩薬の定義および分類
3.3 競合的遮断薬
3.4 脱分極性遮断薬
3.5 その他の末梢性筋弛緩薬
3.6 抗クラーレ薬

4. 自律神経系とその支配器官に作用する薬物
4.1 生理
4.2 アドレナリン受容体
4.3 アセチルコリン受容体
4.4 交感神経様作用薬
4.5 副交感神経様作用薬
4.6 交感神経遮断薬
4.7 副交感神経遮断薬(抗コリン薬)
4.8 自律神経節に作用する薬物

5. オータコイドと平滑筋作用薬
5.1 平滑筋
5.2 平滑筋の収縮と弛緩
5.3 オータコイドとそれに関連した平滑筋作用薬
5.4 平滑筋収縮・弛緩薬

6. 抗アレルギー薬
6.1 アレルギーとは
6.2 抗ヒスタミン薬(H..受容体遮断薬)
6.3 ケミカルメディエーター遊離抑制薬
6.4 糖質副腎皮質ホルモン

7.抗炎症薬
7.1 炎症の経過
7.2 糖質副腎皮質ホルモン(糖質コルチコイド)
7.3 非ステロイド抗炎症薬
7.4 消炎酵素剤
7.5 抗リウマチ薬
7.6 高尿酸血症治療薬
7.7 尿酸排泄促進薬
7.8 尿酸生成抑制薬
7.9 痛風発作抑制薬

8. 免疫抑制薬
8.1 免疫抑制薬の作用
8.2 臓器などに作用する薬物
8.3 白血球・リンパ球に作用する薬物

9. 中枢神経系作用薬
9.1 中枢神経系
9.2 抗痙縮薬(中枢性筋弛緩薬)
9.3 全身麻酔薬
9.4 催眠薬(睡眠薬)および鎮静薬
9.5 アルコール類
9.6 抗パーキンソン病薬
9.7 抗てんかん薬
9.8 痛覚と鎮痛薬
9.9 痛熱鎮痛薬
9.10 中枢興奮薬
9.11 神経症性障害の治療薬
9.12 気分障害の治療薬
9.13 認知症治療薬と脳循環代謝改善薬
9.14 統合失調症治療薬
9.15 覚醒剤と幻覚薬

10. 循環系作用薬
10.1 循環系の解剖と生理
10.2 心不全治療薬
10.3 抗不整脈薬
10.4 狭心症治療薬および冠血管拡張薬
10.5 抗高血圧薬

11. 血液に関連する疾患に用いる薬物

11.1 血液の組成
11.2 血液凝固と止血薬
11.3 抗凝血薬
11.4 抗血小板薬
11.5 造血薬
11.6 高脂血症治療薬

12. 呼吸器作用薬
12.1 呼吸器の解剖・生理
12.2 呼吸作用薬
12.3 鎮咳薬
12.4 去痰薬
12.5 気管支拡張薬
12.6 抗気管支喘息薬
13. 水および電解質〔渡辺稔〕
13.1 人体の水および電解質含有量
13.2 高ナトリウム血症
13.3 低ナトリウム血症
13.4 高カリウム血症
13.5 低カリウム血症
13.6 カルシウム

14.利尿薬
14.1 腎臓
14.2 利尿薬各論

15. 消化器作用薬
15.1 消化・吸収の生理
15.2 消化薬および健胃薬
15.3 急性・慢性胃炎の治療薬
15.4 抗潰瘍薬
15.5 催吐薬
15.6 制吐薬
15.7 下剤
15.8 止瀉薬
15.9 利胆薬
15.10 消化管に作用するその他の薬物
15.11 おもな肝臓疾患とその治療薬
15.12 おもな膵臓疾患とその治療薬

16. 抗感染症薬
16.1 感染症に対する化学療法概論
16.2 化学療法薬
16.3 抗生物質
16.4 抗結核薬
16.5 抗スピロヘータ薬
16.6 抗原虫薬
16.7 抗真菌薬
16.8 抗ウイルス薬
16.9 殺菌薬
16.10 生物学的製剤(ワクチン,抗毒素など)
16.11 駆虫薬

17. 抗悪性腫瘍薬
17.1 DNA 複製を阻害する薬物
17.2 細胞分裂の阻害
17.3 ホルモンおよびホルモン拮抗薬
17.4 増殖(成長)因子のシグナリングの遮断
17.5 生体応答調節物質(BRM)
17.6 その他

18. 骨粗鬆症治療薬
18.1 ビタミンD 系
18.2 ビタミンK..
18.3 カルシトニン系
18.4 ビスホスホネート系
18.5 エストロゲン(卵胞ホルモン)系
18.6 蛋白同化ステロイド
18.7 その他

19. ホルモン概説
19.1 ホルモンの概念
19.2 脳下垂体ホルモンおよび視床下部ホルモン
19.3 松果体ホルモン
19.4 甲状腺ホルモン
19.5 副甲状腺(上皮小体)ホルモン
19.6 膵臓ホルモン
19.7 抗糖尿病薬
19.8 副腎皮質ホルモン
19.9 副腎髄質
19.10 性ホルモン

20. 生活改善薬
20.1 生活改善薬とは
20.2 生活改善薬

21. 医薬品の有害作用・安全性の確保
21.1 医薬品に対する有害反応
21.2 医薬品開発と毒性試験
21.3 有害反応の種類
21.4 医薬品に対する有害反応の監視
21.5 急性中毒の処置

事項索引
構造式索引

執筆者紹介

【編著者】
渡辺稔
【執筆者(執筆順)】
今泉祐治,田辺光男,小野秀樹,櫨彰,村木克彦,木村和哲

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